Excelで両面印刷したい
Excelで作成した内容を印刷する時、印刷方法の設定をしますよね。その中で紙面の表裏両方に印刷する両面印刷という方法があります。
両面印刷は少ない紙の量で印刷できるため紙の節約になりますし、資料整理にもとても便利です。
しかしこの両面印刷の方法もいくつかのパターンがあり、目的の形にするのに手こずってしまう方も多く見受けられます。
- 複数のシートを両面印刷する方法
- ブック全体のシートを両面印刷する方法
本記事では、Excelで両面印刷を行う上記2つの方法についてご紹介します。
Excelで複数のシートを両面印刷する方法
まずは複数のシートを両面印刷する方法をご紹介します。
今回の場合、Shiftキーを押しながらSheet1〜4の4シートを選択しています。
今回設定変更したのは4シート中の1シート目です。
このようにExcelで印刷をする際のページ設定は、各シートごとに設定が独立しています。そのため一括で両面印刷へと設定変更ができないので「1シートごとに両面印刷へ設定変更」しなければばりません。
今回の場合は1シート、2シート、3シート、4シート全てのページ設定画面で「両面印刷」へ変更する必要があります。
プリンター側の設定を両面印刷にする
ページ設定は基本的に1シートごとに設定が独立しているため、全てのシートに両面印刷の設定を行なう必要があることをお伝えしました。つまりシート数が増えるほど、この作業は手間が掛かってしまいます。
全シート分両面印刷に変更する作業を回避する方法として、プリンター側の基本設定を事前に「両面印刷」に変更しておくという方法があります。すると最初から全シートの初期設定が両面印刷となるため、シートごとの設定は不要になります。
もしシート数が多いようであれば、この方法を使った方が早く両面印刷ができるかもしれません。
印刷後は忘れずにプリンターの基本設定を「片面印刷」へ戻すようにしましょう。
Excelでブック全体を両面印刷する方法
続いてはExcel内全てのシートを対象（＝ブック全体）に両面印刷する方法をご紹介します。
しかし複数のシートを両面印刷する時と同様に、一括で両面印刷へと設定変更することはできないので「1シートごとに両面印刷へ設定変更」する必要があります。
ブック全体の両面印刷を行う時も、印刷ページ数が多い場合は事前にプリンター側の設定を両面印刷に変更しておくと、各シートごとの設定は不要なのでスムーズに対応することができます。
まとめ
印刷方法の設定は、Excelで何を設定したかとプリンター側で何を設定したかが関わってくるため、残念ながら一概にこの方法で両面印刷が必ずできるとは言えません。逆に言えば違うプリンター、違う環境設定であれば今回紹介した方法以外にも両面印刷できる方法はあると思います。ですので各々の環境設定に合わせた対応が必要になります。
基本的にはプリンター側が片面印刷設定であれば、Excelでは1シートごとに両面印刷の設定が必要です。プリンター側の基本設定が両面印刷であれば、Excelでは両面印刷設定を改めて行う必要はなく、ページを指定すれば両面印刷を行うことができます。
また、同じシートを両面印刷したい場合もシートを複製して用意すれば今回の方法で対応できますし、別ファイルのシートを両面印刷したい場合もExcelファイルを統合するなどすれば今回の方法で対応できます。今回ご紹介した方法を基礎として、両面印刷の設定にお役立てください。