「about:blank」とは何?ウイルス?
SafariやGoogle ChromeなどのブラウザでWebページを開こうとすると突然画面が真っ白になり、URL欄が「about:blank」になってしまうことがあります。
「about:blank」とは空白ページという意味があり、何も読み込んでいない本当の意味での空白ページということです。
何もページを読み込んでいない空ページが「about:blank」なのですが、一時期同名のウイルスがWindowsにて広まっていたため、少しややこしくなっています。
そのためほとんどの場合、ウィルスではありません。今回は「about:blank」が表示されてしまう原因と直し方をそれぞれ見ていきましょう。
「about:blank」が表示される原因
「about:blank」が表示されてしまう主な原因は全部で3つです。
- ホーム設定が「about:blank」を開く設定になっている
- 広告ブロックアプリなどでリンク先の無効化・ポップアップの無効化が影響している
- ウイルスアプリに感染してしまった
これらはそれぞれ直し方が異なるので、順番に解説していきます。
スマホで勝手に「about:blank」になる場合の直し方
それでは早速スマホアプリで「about:blank」が表示されてしまうトラブルの対処法を解説していきます。
ホーム設定を変更する
ホーム設定が「about:blank」になっていた場合、新規タブを開いたときやタブが全くない状態でブラウザアプリを起動したときに「about:blank」が表示されるようになります。
この設定は各種ブラウザアプリの設定から変更することができます。
使用しているスマホのサイズによってはメニューを少しスクロールしないと表示されないことがあるので気をつけてください。
この項目が「about:blank」になっていた場合は変更する必要があります。「about:blank」だった場合は[このページを開く]をタップしてください。
Googleを開きたい場合は「https://google.com」を入力してください。
これで今後は「about:blank」ではなく新しく設定したページが開かれるようになります。
広告ブロックアプリの設定を変更する
アドブロックなどの広告ブロックアプリを導入していた場合は、一部のリンクが無効化されて強制的に「about:blank」が表示されることがあります。
この場合は使用している広告ブロックアプリの設定を見直して、特定サイトの広告ブロック除外設定を行ってください。
使用している広告ブロックアプリによって設定方法は異なりますが、有名な広告ブロックアプリのほとんどはサイトごとに広告ブロックの設定が行えます。
広告ブロックアプリをインストールしていて心当たりがある場合は設定を見直してください。
もしくは一度広告ブロックアプリの削除してから問題のページを再読み込みし、再度リンクをタップして「about:blank」が表示されるか試してみるといいでしょう。
ウィルスアプリをインストールしてしまった場合
とあるアプリをインストールしたあたりから「about:blank」が表示されるようになった場合、勝手にホーム設定が書き換えられてしまうことがあります。
この場合、ウィルスアプリが分かっているならすぐに削除し、ウィルスが残存しているかどうかセキュリティアプリによるチェックをしてください。
その後、ブラウザアプリのホーム設定を変更して「about:blank」以外のページが表示されるか確認してみましょう。
スマホで「about:blank」問題で困っている場合はこれらの対処法を試してみてください。