google-proxyからアクセスがあった
サイトのアクセス解析をしていると、全然見覚えのない参照元「google-proxy-*.*.*.*.google.com(*は数字)」からのアクセスが大量に入っていることがあります。
これはGoogleアナリティクスだと見つけることはできませんが、Googleアナリティクス以外のアクセス解析ツール(Slimstatなど)を使っていた場合、uaが「google-proxy-*.*.*.*.google.com(*は接続元IPアドレスの数字)」になっているアクセスが見つかります。
これは一体何なのでしょうか?GoogleBotと同じようなクローラなのでしょうか?
google-proxyとは?
google-proxyによるアクセスは一見するとGoogleBotのように自動で巡回しているクローラーと思ってしまいがちですが、実はそうではありません。
google-proxyは実際にサイトに訪れたユーザーによるアクセスで付与されるUA(ユーザーエージェント)です。
正式なUA名はこの記事の前半でも紹介したようにとても長いので「google-proxy」と省略しますが、モバイル版Google Chromeを利用した際に使用されるUA名です。
これは、データセーバー機能を有効化しているモバイル版Google Chromeでのみ有効なUAであるため、たまたまデータセーバー設定をしていない端末からのアクセスしかなかった場合は「google-proxy」からのアクセスは発生しません。
UA名がgoogle-proxyのものはアクセス元地域が日本以外になっていますが、ウイルスやBOTでもなく、正規にアクセスされたデータですので、アクセス解析する際は除外しないようにしましょう。