Input Directorで複数のPCを一組のキーボードとマウスで操作する方法を紹介!

Input Directorで複数のPCを一組のキーボードとマウスで操作する方法を紹介!

複数PCを同時に使用している方もいるでしょう。そういうときはInput Directorを使うことでキーボード・マウス操作を楽にできます。今回は、マウス・キーボード操作を2台以上のPCと共有して操作できるInput Directorについて解説します。


目次[非表示]

  1. Input Directorとは?
  2. Input Directorのインストール
  3. Input Directorの日本語化
  4. Input Directorの使い方

Input Directorとは?

Input Director(インプットディレクター)とは、複数のPCでキーボードやマウス操作を共有することができるフリーソフトです。

人によってはパソコンを2台持ちしていて同時に起動することもあるでしょう。ですが、Input Directorを導入することで、一つのキーボードで両方のパソコンを操作でき、マウスカーソルも2つのPCを自由に行き来して操作できるようになります。

クリップボードにコピーしたテキストなどもWindows10間で共有することができるため、デュアルモニターPCのように使うことができます。

Input Directorのインストール

Input Directorは公式サイトのダウンロードページからダウンロードできます。

Input Director - ダウンロード
ダウンロードページの「Latest Release」のダウンロードリンクをクリック
ダウンロードページにアクセスしたら「Latest Release」にあるダウンロードリンクをクリックしましょう。

ダウンロードした ZIP ファイルを解凍し、インストーラーを起動します。

ライセンス同意画面の[I accept the terms of the License Agreement]にチェックを入れて[Install]をクリック
インストーラーを起動するとライセンス同意画面が表示されるので[I accept the terms of the License Agreement]にチェックを入れて[Install]をクリックします。
インストール完了の画面
インストールが開始され、[Close]ボタンを押せるようになったらインストール完了です。通知などは特にありません。

[Close]ボタンをクリックするとメッセージが表示されますが、これはインストールを終了したと同時にInput Directorを起動するかどうか聞いているだけです。すぐに起動したいときは[はい]を押しましょう。

Input Directorの日本語化

Input Directorの言語設定は英語になっています。

英語だと使いづらいので日本語化したいという方もいるかも知れませんが、残念ながら最新のInput Directorは日本語化パッチがリリースされておらず、日本語化することができません。

Input Directorがメジャーアップデートされてバージョン2.xになってから一度も日本語化パッチがリリースされていないので、残念ながら英語表記のまま使うしかありません。

最初は大変ですが使い方さえ覚えれば簡単ですので、この記事を参考に使い方を覚えてください。

Input Directorの使い方

続いてはInput Directorの使い方を見ていきましょう。

共有設定方法

Input Directorを使うにあたって両方のパソコンにInput Directorをインストールし、なおかつ同じネットワークに接続している状態にしておいてください。

「Hostname」の表示画面
起動したらホストPC(共有したいキーボードやマウスが接続されているPC)の「Hostname」を覚えておきます。
共有先のPCで[Client Systems]を開く
次に、共有先のPCで[Client Systems]を開きます。
[Add]をクリック
そのまま[Add]をクリックしてください。
[Scan network for candidate systems]をクリック
何も変更せず[Scan network for candidate systems]をクリックします。

同じネットワーク内にInput Directorを起動している他のパソコンがあれば、ホストPCのInput Directorで表示されたHostnameが表示されたはずです。

Hostnameを選択して[Select]をクリック
そのHostnameを選択して[Select]をクリックしましょう。
エラーメッセージの表示
元の画面に戻るので[OK]を押してクライアント設定を終了すると、エラーメッセージが表示されるはずです。こちらのメッセージはそのまま閉じてもらって問題ありません。
Add the Director system acceliv-nmachine to...の画面
それと同時にホストPCにもエラーではないメッセージが表示されますので、こちらは[はい]を選択してください。

[はい]を選択するとホストPCに接続されているPCで使用しているキーボードやマウスを共有する事ができます。

設定済みクライアント一覧にチェックマークが入った画面
共有に成功している場合は、設定済みクライアント一覧にチェックマークが入っています。

この状態でモニターの画面端にマウスカーソルを持っていくと別PCにまたぐことができるようになり、マウスマクロを作成したり、USBなどで接続を切り替えることなく一つのキーボードで2台のパソコンを動かせるようになります。

共有設定を解除する方法

Input Directorの[Main]にある[Disable Input Director]をクリック
マウスやキーボードを共有している状態を解除したい場合は、ホストPC・クライアント PC どちらでもいいので、Input Directorの[Main]にある[Disable Input Director]をクリックするだけです。

これで共有状態が解除されます。


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