Excelで分散を求めたい
Microsoft Excelを使用していて、Excelのシート上で分散を求めたいと思ったことはありませんか?分散とは、統計で平均を中心とした際にデータがどれほどばらついているのか・ばらつき度合いを示す値のことを指しています。分散の値が大きいということはばらつきが大きいということになり、分散の値が小さければばらつきも小さいということになります。
例えば1年間の売上のデータを求める際に、商品を2つ比べてみて年間の売上の平均値を見てみるとあまり差がないように思えるというケースはよくありますよね。しかしそれらの勝因の分散を求めることで、売上のばらつきを求めることができます。このばらつきを求めることができると、余分な発注をしてしまい結果として在庫を余らせてしまうなどのリスクを避けたリスク管理などを行ったり、業務の改善に繋げていくといったことができますよ。この記事では、Microsoft Excelで分散の求め方をご紹介していきます。
Excelで分散の求め方
標本分散の求め方
不偏分散の求め方
続いて、不偏分散の求め方を説明していきます。不偏分散とは、引数の数値を母集団の標本(調査対象の集団から抽出する部分的なデータの集合体)とみなすことで求める分散で、母集団から推定されるデータのばらつきのことを指しています。
ちなみに、VAR.S関数はExcel2010未満では「VAR関数」として使用されていました。VAR関数は現在でも使用可能な関数ですが、「VAR」と名の付いた関数が多く存在しているので混同を割けるために「VAR.S関数」として使用することをおすすめします。