ExcelのSUBTOTAL関数の使い方を紹介!

ExcelのSUBTOTAL関数の使い方を紹介!

Microsoft Excelでは、「SUBTOTAL関数」という関数が使用できることをご存知でしょうか?SUBTOTAL関数は汎用性の高い関数なので、扱い方をぜひ覚えてみてくださいね。この記事では、ExcelのSUBTOTAL関数の使い方をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. ExcelのSUBTOTAL関数とは?
  2. ExcelのSUBTOTAL関数の使い方

ExcelのSUBTOTAL関数とは?

Microsoft Excelでは、「SUBTOTAL関数」という関数が使用できることをご存知でしょうか?SUBTOTAL関数とは、データベースやリストの集計値を返すことのできる関数です。

集計方法は自分で指定することが可能で、合計11通りの集計方法から使用したい集計方法を選択して集計値を求めることができますよ。この記事では、ExcelのSUBTOTAL関数の使い方をご紹介していきます。

ExcelのSUBTOTAL関数の使い方

SUBTOTAL関数の数式

それでは、ExcelのSUBTOTAL関数の使い方を説明していきます。SUBTOTAL関数の数式ですが、「=SUBTOTAL(集計方法,参照1,[参照2],…)」となっています。

第1引数の「集計方法」は必須となっており、ここで集計方法を選択します。集計方法は「1
~11」か「101~111」の番号で指定を行います。非表示にしている値を含めて集計する場合は前者を・非表示にしている値は含めないという場合は後者を使用します。各番号の集計方法と集計の種類(意味)は、下記の通りとなります。

  • 1or101:平均値を求める。AVERAGE関数と同じ働き。
  • 2or102:数値の個数を求める。COUNT関数と同じ働き。
  • 3or103:データの個数を求める。COUNTA関数と同じ働き。
  • 4or104:最大値を求める。MAX関数と同じ働き。
  • 5or105:最小値を求める。MIN関数と同じ働き。
  • 6or106:積を求める。PRODUCT関数と同じ働き。
  • 7or107:不偏標準偏差を求める。STDEV.S関数と同じ働き。
  • 8or108:標本標準偏差を求める。STDEV.P関数と同じ働き。
  • 9or109:合計値を求める。SUM関数と同じ働き。
  • 10or110:不偏分散を求める。VAR.S関数と同じ働き。
  • 11or111:標準分散を求める。VAR.P関数と同じ働き。

第2引数の「参照」で、集計を行うセル範囲・セル参照を指定します。 

SUBTOTAL関数の使い方

出費と回収額の週ごとの小計と合計を求めていく
それでは、SUBTOTAL関数を使ってみましょう。画像の例を使用して、出費と回収額の週ごとの小計と合計を求めていきます。
C9セルに「=SUBTOTAL(9,C2:C16)」と入力
まずは1週目の小計を求めたいので、C9セルに「=SUBTOTAL(9,C2:C16)」と入力しています。集計方法を「9」にすることで、合計値を求めることができます。
1週目の小計を求めることができた
1週目の小計を求めることができました。C9セルの右下に表示されているフィルハンドルをドラッグして右側に引っ張りオートフィルをかけて、D列の小計も反映させましょう。
「=SUBTOTAL(9,C10:C16)」と入力
2週目の小計も同様に、「=SUBTOTAL(9,C10:C16)」と入力することで求めていきます。これで小計が表示されたら、こちらもオートフィルを使用して右側の列の2週目の小計を出力しましょう。
C18セルに「=SUBTOTAL(9,C2:C16)」と入力
最後に、合計額を出力します。C18セルに「=SUBTOTAL(9,C2:C16)」と入力することで、出費の合計額を出力することができます。

ここで「SUM関数と同じ働きをするのであれば、C9セルとC17セルに出力した小計も合計値に含まれてしまうのでは?」と思う方もいらっしゃるかと思います。ご安心ください、小計はSUBTOTAL関数で求めているので、合計額に反映されることはありませんよ。ただし、合計額を「SUM関数」で求めてしまった場合は小計も合計額に反映されてしまい結果がおかしくなってしまうので注意しましょう。
オートフィルを行う
あとはオートフィルを行い、回収の合計額も反映させました。このように、SUBTOTAL関数は活用しやすい関数となっています。

以上が、ExcelのSUBTOTAL関数の使い方の一例です。SUBTOTAL関数はフィルターを併用することも可能なので、幅広い使い方も可能となっていますよ。


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