Atomで矩形選択したい
みなさん矩形選択をご存知でしょうか?
矩形は「長方形」の意味で、Atomのテキストエディタで矩形選択が出来ることで、これまで選択範囲として「文字」や「行単位」でしかコピペや編集などの操作できなかったものがExcelやスプレッドシートのように行だけではなく、列(縦)の概念が選択範囲に加わり、より効率的にエディター上のデータの操作が可能になります。
一方でVIMなどのエディターではデフォルトで可能な矩形選択ですが、Atomでは標準で対応していません。そこで今回の記事ではAtomで矩形選択をする方法をご紹介していきます。
Atomで矩形選択する方法
Atomで矩形選択をするにはパッケージを新たに導入する必要があります。対応しているパッケージが複数ありますので、順番にご紹介していきます。(今回はいずれもMacのAtom上で操作しています)
sublime-style-column-selection
sublime-style-column-selectionを利用することでAtomで矩形選択が行えます。パッケージのインストールの仕方を順番に解説します。
これでAtomで矩形選択が可能になる、sublime-style-column-selectionのインストールが完了です。
では実際に使ってみましょう。矩形選択するには
・Windows: Alt
・Mac: Option
を押しながら、文字を縦にドラッグして選択していきます。
矩形選択により、データに対する縦の操作が可能になるので、csvファイルの2列目の先頭の文字だけを削除するといったような操作が可能になります。
これまでExcelに展開して、データ操作していたことがAtomのテキストエディタだけで出来たら、かなり効率的になりますよね!
multi-cursor
multi-cursorのパッケージでも矩形選択が可能です。
それではAtomで矩形選択をしてみましょう。
・Windows: Alt + ↑ or ↓
・Mac: Option + ↑ or ↓
で矩形選択が行なえます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。Atomで矩形選択出来るようになるメリットは多いです。
これまで行選択でしか操作できなかったテキストデータを列選択の概念が加わり、操作の幅が広がります。もしもこれまでExcelやスプレッドシートを使っていた場合は、簡単な操作であればAtomだけで事足りるかもしれません。
ぜひAtomで矩形選択を出来るようにして、矩形選択を使いこなせるようにしましょう!