FFFTPでダウンロードできない問題
クライアントアプリ・FFFTPを使用していて、ホストからファイル・フォルダのダウンロードができない・ダウンロードが止まるエラーが発生してしまったことはありませんか?
FFFTPでダウンロードできない場合は、ダウンロード先のホストに問題があるか自分の設定に問題があるかのどちらかです。後者の場合は、設定を変更することでFFFTPでダウンロードできるようになりますよ。この記事では、FFFTPでダウンロードできない場合の対処法についてご紹介していきます。
FFFTPでダウンロードできない場合の対処法
ファイアウォール・アンチウイルスソフトが邪魔をしていないか確認してみる
WindowsのファイアウォールやアンチウイルスソフトがFFFTPの通信を妨害していることが原因で、ダウンロードできない状態になってしまうケースがあります。もしファイアウォールやアンチウイルスソフトがFFFTPを妨害している場合は、FFFTPを例外設定に追加することで対処することができますよ。
ホストの設定を確認してみる
FFFTPでダウンロードできない問題が発生したら、まずはホストの設定が正しいものかどうか確認してみましょう。FFFTPを起動してウィンドウ上部の「接続」メニューを開き、「ホストの設定」をクリックしましょう。
「ホスト一覧」ウィンドウが表示されるので、対象のホスト名をクリックして選択したら「設定変更」ボタンをクリックしましょう。
「ホストの設定」ウィンドウが表示されるので、「基本」タブを開きます。「ホスト名(アドレス)」・「ユーザー名」・「パスワード/パスフレーズ」が正しく入力されているかどうか確認して、間違っている場合は正しいものを入力しましょう。
続いて「拡張」タブを開き、「PASVモードを使う」のチェックボックスが有効になっているかどうか確認します。無効になっていたらクリックして、チェックボックスを有効化しましょう。PASVモードが無効化されているとサーバーへの接続ができなくなってしまうので、有効化は必須です。これらの設定を変更したら、もう一度ホストに接続してファイルのダウンロードができるかどうか確かめてみましょう。
ファイルのパーミッションが変更されていないかどうか確認する
ファイルのパーミッション(UnixやLinuxのOSにおいてディレクトリ・ファイルに対してのユーザーのアクセス権限を定義する保護モードのこと)が変更されており、「ダウンロードできませんでした」などのエラーが発生するケースもあります。この場合はファイルのパーミッションの設定を確認しましょう。対象のファイルを右クリックしてメニューの「属性変更」をクリックしましょう。
「属性の変更」ウィンドウが表示されるので、パーミッションの設定を行ったら「OK」ボタンをクリックして設定を完了しましょう。自分がホストのオーナーで、設定が面倒であれば一度サーバーのファイルをすべて削除してからアップロードし直すという方法もあります。
「高度」タブの設定を変更する
「ホストの設定」ウィンドウの「高度」タブをクリックして開きましょう。デフォルトの設定では「LISTコマンドでファイル一覧を取得」と「可能であればMLSDコマンドで一覧を取得」の2つのチェックボックスが有効になっています。これを、「LISTコマンドでファイル一覧を取得」のチェックボックスを無効化してから「NLST -Rを使って高速に再帰検索」のチェックボックスを有効にして「OK」ボタンをクリックして設定を適用しましょう。LISTコマンド(ファイル名の取得を行うコマンド)とMLSDコマンド(ディレクトリファイルの場所・一覧を表示させることのできるコマンド)がエラーを起こしている場合は、これによりダウンロードが行えるようになります。