PowerPointでファイルの容量を軽くしたい
Microsoft PowerPoint で作成したファイルの容量 を軽くしたいと思ったことはありませんか?ファイルの容量が重すぎて読み込みに時間がかかったり持ち歩きに不便な場合は、ファイルサイズを軽くする方法があるので試してみましょう。この記事では、PowerPointでファイルの容量を軽くする方法をご紹介していきます。
PowerPointでファイルの容量を軽くする方法
ファイルの保存時に画像を圧縮する ファイルの保存を行うために、ウィンドウ左上の「ファイル」タブをクリックします。
バックステージビューが表示されるので、左側メニューの「名前を付けて保存」をクリックします。名前を付けて保存の項目一覧が表示されるので、「参照」をダブルクリックしましょう。
「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されたら、右下の「ツール」をクリックして表示されるメニューの「画像の圧縮」をクリックしましょう。
「画像の圧縮」ダイアログボックスが表示されるので、「解像度」の項目一覧から「Web(150ppi)」や「電子メール用(96ppi)」を選択して「OK」をクリックしましょう。これで画像の圧縮を行い、ファイルサイズを減らすことができますよ。
重要な画像があり一括で画像圧縮を行いたくないという場合は、圧縮する画像をスライドから選択してウィンドウ上部の「図の形式」タブをクリックします。リボンメニューの「調整」項目にある「図の圧縮」をクリックすると「画像の圧縮」ダイアログボックスが表示されるので、「この画像だけに適用する」のチェックボックスを有効にして画質を選択して「OK」をクリックして適用しましょう。
Excelのブックの埋め込みを避ける
PowerPointにはExcelのグラフなどのデータを貼り付けることができますが、この時にブックごとコピーして埋め込んでしまった結果容量が重くなってしまうことも珍しくはありません。この場合は、Excelのデータを画像として貼り付けるかリンクにして保存することで必要なデータだけを保存できますよ。
ファイルの保存形式を変更する
PowerPointでファイルを保存する際に、拡張子について気になったことはありませんか?拡張子は大まかに「.pptx」と「.ppt」の2つがありますよね。このうち拡張子「.ppt」のファイルはPowerPoint2003以前で使用されていたファイル形式なので、データの圧縮率などに違いがあります。もしPowerPointを常に同じ環境で使用しているのであれば、拡張子「.ppt」を選ぶ理由がないので、最新のファイル形式である拡張子「.pptx」で保存するようにしましょう。これで、ファイルサイズを軽くすることができます。
フォントの埋め込みを避ける
スライドに入力した文章で使用しているフォントのデータをパワーポイントに埋め込むといったことができるのですが、こちらも常に同じ環境でPowerPointを使用しているのであれば埋め込みは不要です。フォントデータを埋め込んでしまうと、とたんにファイルの容量が大きくなってしまいます。もしフォントデータを埋め込んでいるようなら、設定を変更しましょう。
まずはウィンドウ左上の「ファイル」タブをクリックします。
バックステージビューが表示されるので、左側メニュー最下段の「オプション」をクリックしましょう。
「PowerPointのオプション」ダイアログボックスが表示されるので、左側メニューの「保存」をクリックします。「保存」項目一覧の「次のプレゼンテーションを共有するときに再現性を保つ」項目にある「ファイルにフォントを埋め込む」のチェックボックスを無効化して「OK」をクリックしましょう。これで、フォントがファイルに埋め込まれることはなくなります。