Macでインターネット接続を共有して、Wifiアクセスポイントにする方法!

Macでインターネット接続を共有して、Wifiアクセスポイントにする方法!

iPhoneやiPadをWifiで快適に使用したいのに有線LANしかないという状況のときに、Macのインターネット共有機能を使用すれば、Macに接続しているインターネット回線を共有してWifiのアクセスポイントにすることができます。


目次[非表示]

  1. Macでインターネット接続を共有して、Wifiアクセスポイントにしたい
  2. Macでインターネット接続を共有して、Wifiアクセスポイントにする設定・方法
  3. まとめ

Macでインターネット接続を共有して、Wifiアクセスポイントにしたい

今回は特別なソフトを使用せず、Macのシステム環境設定の中の「共有」を使用してWifiなどのインターネット接続を共有する方法をご紹介します。

自宅のWifiルーターが故障した時や、旅行や出張先のホテルで有線LANしか配備されていないときに、iPhoneやiPadなどのモバイル端末を快適に使えないといった事があると思います。

また、ホテルで無線LANを申し込みしたが接続できる台数が1台しかできない場合には、Wifiで飛ばすことはできませんので、bluetoothでペアリングしたモバイル端末に接続する方法があります。

さらにモバイル端末の給電を行いたい場合には、MacにUSB接続しながらテザリングを行う方法もあります。

いずれの場合も、一時的にMacをルーター化してMacをアクセスポイントにすることで、Macで接続している回線をモバイル端末に共有することができます。

Macでインターネット接続を共有して、Wifiアクセスポイントにする設定・方法

今回は以下の3通りのネットワークの共有方法を解説していきます。

  1. 有線LANからWifi共有する方法
  2. WifiからBluetooth PANによるネットワーク共有方法
  3. USB接続によるネットワーク共有方法

1.有線LANからWifi共有する方法

Dockにあるシステム環境設定を開き「共有」メニューをクリックします。

「共有」メニューを開くと左側に共有させる項目があります。
「インターネット共有」をクリックし設定画面を開きます。

「共有する接続経路」で「Ethernet」を選択します。

最近のノートタイプのMacにはLANポートが搭載されていませんので、Thunderbolt - ギガビットEthernetアダプタが必要になってきますのでご注意ください。その際の接続経路は「Thunderbolt Ethernet」となります。

「相手のコンピュータでのポート」は「Wi-Fi」を選択します。

「Wi-Fi」にチェックを入れると「Wi-Fiオプション」という項目が選択できますので、こちらをクリックします。

「ネットワーク名」と「チャンネル」は基本的に変更する必要はありません。

セキュリティの項目を「なし」から「WPA2パーソナル」に変更します。

パスワードを設定します。
こちらのパスワードはのちほど、他のデバイスで接続するときに必要となるのでメモを取るなどしておきましょう。
パスワードを確認分含めて2回入力したら、OKを押します。

Wi-Fiの設定が完了したら、左側のインターネット共有のチェックボックスを有効にします。

「インターネット共有機能を開始してもよろしいですか?」というポップアップウインドウが開くので「開始」をクリックします。

開始後、インターネット共有のステータスがオンに変更されています。

Mac側の設定は以上で完了となります。

これからは共有されるデバイスでの接続設定です。

こちらではiPhoneを使用しています。

「設定」の「Wi-Fi」と進めます。

ネットワークの選択画面に先ほどのネットワーク名が表示されたらタップします。

先ほどメモに控えたパスワードを入力します。
入力後に右上のJoinをタップします。

Wi-Fiに接続されているのを確認しました。

こちらで通常通り使用できます。

2.WifiからBluetooth PANによるネットワーク共有方法

Macとモバイル端末のペアリングが未だのかたは、ペアリングをします。

Macのシステム環境設定のBluetoothから接続したいデバイスの右側の接続をクリックします。

Mac側で表示されるコードを確認します。

ペアリングするモバイル端末でコードが一致しているかを確認し、ペアリングをタップします。

こちらでペアリングは完了です。

システム環境設定の「共有」メニューを開き、インターネット共有をクリックします。

「共有する接続経路」で「Wi-Fi」を選択します。

「相手のコンピュータでのポート」は「Bluetooth PAN」を選択します。

左側のインターネット共有のチェックボックスを有効にすると、「インターネット共有機能を開始してもよろしいですか?」というポップアップウインドウが開くので「開始」をクリックします。

開始後、インターネット共有のステータスがオンに変更されています。

Mac側の設定は以上で完了となります。

ここからはモバイル端末側の設定となります。こちらではiPhoneとなっています。

「設定」の「Bluetooth」と進めます。選択画面にMac名が表示されたらタップします。

モバイルデバイスで接続を確認できました。

右上にテザリングのアイコンが表示されています。

3.USB接続によるネットワーク共有方法

システム環境設定の「共有」メニューを開き、インターネット共有をクリックします。

共有する接続経路」で「Wi-Fi」を選択します。

「相手のコンピュータでのポート」は「iPhone USB」を選択します。

左側のインターネット共有のチェックボックスを有効にすると、「インターネット共有機能を開始してもよろしいですか?」というポップアップウインドウが開くので「開始」をクリックします。

開始後、インターネット共有のステータスがオンに変更されています。

Mac側の設定は以上で完了となります。

iPhone側の設定は特にありません。
接続を確認できました。

Macでインターネット接続を共有して、Wifiアクセスポイントにする設定・方法

  • Wifiのテザリングの場合は、Wifiのセキュリティとパスワードの設定を行いましょう。
  • 最近のノートタイプのMacにはLANポートが搭載されていませんので、Thunderbolt - ギガビットEthernetアダプタが必要になってきますのでご注意ください。その際の接続経路は「Thunderbolt Ethernet」となります。
  • Bluetoothでのテザリングの場合は、Macとのペアリングを行います。

まとめ

今回は、「MacでWifiを共有して、Wifiアクセスポイントにする方法!」をご紹介しました。

こちらの接続方法を日常で使用することになるとMacの電源を常にオンにしなければ、接続できなくなりますので、現実的な問題として運用は難しいと思います。

ホテルなどで有線LAN接続しかないときはWi-Fi接続またはUSB接続が速度が出ます。
Wi-Fiが1台のみの制限のときは、Bluetooth接続またはUSB接続で行います。


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