【PDFを軽くするには?】PDFのファイルサイズを軽量化する方法3選!

【PDFを軽くするには?】PDFのファイルサイズを軽量化する方法3選!

PDFのファイルサイズを見てみると、思っていたより大きかったということはありませんか?作成方法などによってはPDFファイルサイズが大きくなり、軽くする必要が発生することがあります。今回はPDFのファイルサイズを削減してを軽くする方法を紹介しています。


目次[非表示]

  1. PDFのファイルサイズを軽量化したい
  2. PDFのファイルサイズを軽量化する上で考えるべきポイント
  3. PDFのファイルサイズを軽量化する方法3選

PDFのファイルサイズを軽量化したい

PDFのファイルサイズが大きすぎてメールに添付できない、アップロードできないといった経験はないでしょうか。

そういった経験はなかったとしても、PDFの容量が大きすぎて開くのに時間がかかる・重いといった経験がある方もいるでしょう。

何も考えずにドキュメントをPDF化すると容量が大きくてストレージを圧迫するといったことが珍しくありません。

PDFのファイルサイズを軽くする方法はたくさんありますが、その際どういった方法が適切なのか、そしてPDFファイルサイズの軽量化に役立つ方法をいくつか紹介していきます。

PDFのファイルサイズを軽量化する上で考えるべきポイント

PDFのファイルサイズを軽くする際に抑えておきたいポイントはたくさんあります。

ファイルサイズが大きくなる原因を抑えておく

理由もなくファイルサイズが大きくなることはありません。

PDFのファイルサイズが大きくなってしまう原因は以下のようなものがあります。

  • 大きな画像を使っている
  • 画像をたくさん使っている
  • BMP形式の画像を埋め込んでいる
  • 動画を埋め込んでいる
  • 単純にテキスト量が多い
  • 使用しているPDF作成ソフトの性能が良くない
PDFファイルが大きくなってしまう原因は主にこの6つです。

これらのファイルサイズが大きくなる原因を一つ一つ潰していくことでPDFのファイルサイズを大きく減らせる可能性があります。

ですので、それぞれの問題に対処するポイントについて一度見ていきましょう。

大きな画像は縮小する

スマホやデジカメで撮った写真は非常に大きく、その分ファイルサイズも大きくなります。

ですので、PDF用に埋め込む際は画像サイズを縮小してから使うようにしましょう。

このことを心がけるだけでPDFのファイルサイズが1/4以下になる可能性もゼロではありません。

画像をたくさん使うとき

画像をたくさん使っているのであれば、画像サイズをPDF用に最適化するなりして少しでも容量を下げるようにしましょう。

画像容量を下げる方法を知らないなら、JPEGminiやTinyPNGといったWebサービスを使う方法があります。

このサービスを使えば画質をほとんど維持したまま画像のファイルサイズを減らすためおすすめです。

BMP形式の画像は変換する

BMP形式の画像とは未圧縮画像のことであり、画像自体はまったく劣化しない代わりにファイルサイズがとても大きいものをいいます。

この場合はPNG形式など画像容量を抑えられる形式に変換してからPDFに埋め込むといいでしょう。

JPEG形式はとてもファイル容量減らす好きで好きではありますが、少し画像の品質が劣化してしまうので許容できない画質の劣化であれば他の形式を使いましょう。

動画はYoutubeを使って埋め込もう

PDFファイルにはFLV形式の動画を埋め込むことができますが、動画はどうしても容量が大きくなりがちです。

PDFに埋め込む動画を一つ消すだけでPDFの容量が何十~何百MBも小さくなることも珍しくないので、できるだけPDFには動画を埋め込まないようにしましょう。

どうしても動画を使いたいのであれば一度Youtubeに動画をアップロードし、その動画の埋め込みコードをPDFに埋め込むようにしてください。

不特定多数に見られたくない場合は限定公開(リンクを知っている方や埋め込み先でしか視聴できない)にした上で埋め込むようにしてください。

この方法であればPDFのファイルサイズは全くと言っていいほど大きくなりません。

単純にテキスト量が多い

単純にテキスト量が多いだけでもPDFのファイルサイズが大きくなる・重くなる原因になります。

目安としては100万文字以上が「多い」のレベルと認識しておくと良いでしょう。

使用しているPDF作成ソフトの性能が良くない

優秀なPDF作成ソフトなら、PDF出力時に自動的にファイルサイズを最適化してくれます。

そういった機能が使えないソフトだとファイルサイズが大きくなることがあります。

もしそのような心当たりがあるならば他のPDF作成ソフトを試してみてください。

PDFのファイルサイズを軽量化する方法3選

PDFのファイルサイズを計量する方法はたくさんありますが、以下の方法はかなり手間がかかるためあまり現実的ではありません。

  • 埋め込み画像は必ず画像サイズを調整し、ファイルサイズを圧縮できるサービスで最適化してからPDFに埋め込む
  • ファイルサイズのことを意識して文章を書く
  • 画像の形式を統一する
これらはPDFのファイルサイズ最適化につながる方法ですが、非常に面倒です。

そこで、できる限り簡単かつラクに最適化出来る方法を3つまとめましたので、こちらの方法を使ってみてください。

オンラインPDF変換サービスを利用する

一番手っ取り早くてラクな方法です。

様々なドキュメントや画像をPDFファイルに変換するサービスがあるように、既存のPDFのファイルサイズを小さくして軽量化するサービスも多数存在します。

使いやすいサービスは以下の二つです。

  • Smallpdf
  • iLovePDF
この2つはファイルサイズを小さくしたいPDFをドラッグ&ドロップするだけで行えるのでおすすめです。

また、どちらのサービスもGoogle DriveやDropbox上のPDFを参照してファイルサイズを小さくすることができるので、クラウド上のPDFの最適化も簡単です。

どちらか一つブックマークしていつでもアクセスできるしておくと良いでしょう。

Smallpdf
iLovePDF

Macのプレビュー機能を使う

Mac専用の方法ではありますが、Macのプレビュー機能で使える「Quartzフィルタ」を使ってPDFを保存することで、ファイルサイズを小さくすることができます。

Smallpdfなどのオンラインサービスはセキュリティの都合で使えないといった場合でMacを使っているならプレビュー機能を駆使するようにしましょう。

プレビューでPDFの簡単な編集も行えます。ぜひ下記の記事を参考にしてみてください。

Macでpdfを編集する方法!プレビュー/フリーソフトを使ったやり方を紹介!

Macで他のOSと資料をやりとりするとき、文字化けや互換性の問題を避けるためにpdfで受け渡しをすることがあります。閲覧するには先ほどの問題は回避できますが、編集するにはどうすれば良いでしょうか。今回はMacでpdfを編集する方法をご紹介します。

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Adobe Acrobatを使う

この方法はWindows・Macどちらでも使えます。

Adobe製品であるため決して安くはありませんが、PDFを初めて開発したのがAdobeということもあり、PDFの扱いに関してはトップクラスです。

Windowsを使っているからMacのプレビュー機能は利用できないという場合はこの方法をとるようにしましょう。

Adobe AcrobatはPDFの閲覧・編集だけでなく、PDFの圧縮機能も搭載されています。

この方法を使えばカンタンかつオフラインで最適化出来る上に重いPDFも難なく開けるので、Smallpdfなどのオンラインサービスが使えない環境でも安心です。

Adobe AcrobatはWindowsでも使えるので、Macを持っていない・使っていない場合はAdobe Acrobatを使うといいでしょう。


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