Win Tonicとは何?

パソコンを使っていたら、いつの間にか「Win Tonic」というソフトがインストールされていたことはありませんか?このWin Tonicというソフトはインドの「PC Tonics Inc.」が開発したソフトウェアですが、実際のところは「PUP (Potentially Unwanted Program)」という迷惑なプログラムとなっています。
Win Tonicの機能
普通のアンチウイルスソフトのようなユーザーインターフェースをしており、公式でもパソコンのメンテナンスツールと称しています。画面を見るとマルウェアスキャン・ジャンクメールとプライバシースキャン・無効なレジストリスキャン・ウェブプロテクションなどの機能があるように見えますよね。しかし、これらの機能は実際には正しい動作をしません。
例えばマルウェアスキャンを行うと、数百件・数千件といった凄まじい数の問題を検出します。そしてこれらの問題を解決するには有償ライセンスを購入するように促すメッセージが表示されます。つまり、有償ライセンス版Win Tonicを購入させるためのデマを平気で表示してくる悪質なソフトなのです。このソフトを利用しても安全性が上がるどころか、逆に危険性がつきまとうでしょう。
Win Tonicはウイルスではないの?
Win Tonic自体はウイルスではなく、「PUP (Potentially Unwanted Program)」…どういう意味かと言いますと、潜在的に迷惑なプログラムという意味のソフトにカテゴライズされています。アンチウイルスソフトが検出を行わないためウイルスなのかどうか分からないという方もいらっしゃるかと思いますが、「迷惑なプログラムという程度」だから検出しないだけなので、実質的にウイルスに準じたものと考えても問題ありません。
Win Tonicはどうやって感染する(インストールされる)?
Win Tonicはどうやって感染(インストール)してしまうのかですが、基本的には勝手にインストールされることはありません。インターネットのWebサイトに表示される広告の中にはWin Tonicのページを表示するものがあります。そしてWin Tonicのページにアクセスしてページを閲覧していると、「Windowsエラーの修復」などの広告が表示され、広告をクリックするとWin Tonicのダウンロードを勧められるのです。ここでダウンロード・インストールしてしまうことで、Win Tonicに感染します。
ちなみに、Win Tonicのインストール時に「Driver Tonic」というソフトも一緒にインストールされます。こちらもWin Tonic同様にPUPに位置づけられた迷惑なプログラムとなっています。
Win Tonicのアンインストール方法

まずはバックグラウンドで実行されているWin Tonic・Driver Tonicの動作を停止させる必要があります。タスクバーの何もないところで右クリックしてメニューを開き、「タスクマネージャー」をクリックしましょう。

タスクマネージャーが表示されたら、プロセス一覧からWin TonicとDriver Tonicを探します。もし実行されているようであればクリックして選択してからウィンドウ右下の「タスクの終了」ボタンをクリックして終了させましょう。

次に、プログラムのアンインストールを行います。デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して「コントロールパネル」をクリックしましょう。

コントロールパネルが表示されるので、「プログラムのアンインストール」をクリックしましょう。
※画像のような表示形式になっていない場合は、ウィンドウ右上の「表示方法」を「カテゴリ」に変更すれば同様の表示になります。

「プログラムのアンインストールまたは変更」にインストールされているプログラムの一覧が表示されるので、Win TonicとDriver Tonicの2つのソフトをクリックして選択してから「アンインストール」をクリックしてアンインストールを行いましょう。
もし正常にアンインストールできないという場合、Win TonicとDriver Tonicにウイルスなど怪しいファイルが紛れ込んでいる可能性があります。その場合はアンチウイルスソフトでプログラムをスキャンして、それらの怪しいファイルを削除してから再度アンインストールを行ってみてください。