USB Killer(USBキラー)とは?対策方法をまとめて紹介!

USB Killer(USBキラー)とは?対策方法をまとめて紹介!

USB Killer(USBキラー)という機器をご存知でしょうか?この機器を使ってしまうと、パソコンなどが破壊されてしまいます。この記事では、USB Killer(USBキラー)とは何なのか・またUSB Killerの対策方法をまとめてご紹介しています。


目次[非表示]

  1. USB Killer(USBキラー)とは?
  2. USB Killerの被害にあうとどうなる?
  3. USB Killerへの対策方法

USB Killer(USBキラー)とは?

皆様は、USB Killer(USBキラー)という製品についてご存知でしょうか?USB Killerとは外見は普通のUSBメモリに見えますが、USBポートに接続すると高圧電流を流し込み、接続したデバイスを破壊してしまうといった恐ろしい機器です。

このUSB Killerは、なんと普通に販売が行われており、ネットショップで購入できてしまいます。開発者曰く「サージアタック(高圧電流を流し込む・落雷によってデバイスに電流が流れてしまうこと)に対してデバイスの耐久性を計測するためのツール」ということです。

USB Killerが使用される目的についてですが、上記のようにサージアタックのテストに使われるのではなく、パソコンなどのデバイスを破壊するというケースに用いられることがほとんどです。アメリカでは、数十台のパソコンをUSB Killerによって破壊したという事件があったようです。

USB Killerの被害にあうとどうなる?

USB Killerは、上記項目で説明したように接続した機器に対してサージアタックを行い、高圧電流を流し込みます。そのため、接続した機器は何度も高圧電流が流れることによって簡単に破壊されてしまいます。

高圧電流を流し込むため、ただUSBポートを破壊するのではなく「デバイス全体」に影響を及ぼします。そのためデバイスが再起不能レベルで破壊されてしまう・モニターなどを接続しても画面が正常に表示されない・充電ができなくなってしまうといった影響が現れます。

USB Killerはパソコンがターゲットというわけではなく、スマホ・タブレットといったデバイスからオーディオ・プリンターなどのUSB接続ができる全てのデバイスを破壊することができるため、デバイスにUSBポートが搭載されている以上はターゲットになってしまいます。

USB Killerへの対策方法

詳細の分からないUSB機器を接続しないようにする

USB Killerへの対策としては、出自が分からないUSB機器を使用しないようにすることです。例えばUSBメモリが欲しい場合に、中古ショップや個人からノーブランド品のUSBメモリを購入した場合に、そのUSBメモリが実はUSB Killerだったという場合は取り返しのつかないことになってしまいます。

USBメモリが必要な場合は、メーカーが分かっている新品のUSBメモリを購入して使用するようにしましょう。

また、いつの間にか知らないUSBメモリがあった・外出先でUSBメモリが落ちていたから興味本位でパソコンに接続して中身を確認するといったことはやめましょう。USB Killerをわざと人目のつくところに放置して、興味を持った人のパソコンなどのデバイスを破壊するといった悪質なイタズラである可能性もあります。

サージ対策用の機器を導入する

USB Killerは前述の通り、ネットショップで簡単に購入することができてしまいます。そのためUSB接続を行うデバイスを使用している以上、100%USB Killerの被害に合わない、とは言い切ることはできません。そこで、サージ対策用の機器を導入してみましょう。

USB接続機器の中には、落雷などを想定したサージ対策用の機器も販売されています。サージ対策用の機器を導入することで、万が一USB Killerを接続してしまってもデバイスを破壊せずに済む可能性が高くなります。パソコンでUSBポートを利用する場合は、下記リンク先のUSBハブのようなサージ対策用製品があればかなり安全にUSB機器を使用することができるでしょう。

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