受信メールの「undisclosed-recipients:;」の意味とは?

受信メールの「undisclosed-recipients:;」の意味とは?

たくさんメールを受け取っていると稀に宛先名に見覚えのない「undisclosed-recipients:;」が設定されていることがあります。今回は「undisclosed-recipients:;」とは一体どういう意味なのか、怪しいのかどうか解説します。


目次[非表示]

  1. 受信メールの「undisclosed-recipients:;」の意味とは?

受信メールの「undisclosed-recipients:;」の意味とは?

undisclosed-recipients:;
受信メールを開くとなぜか宛先がよくわからない「undisclosed-recipients:;」となっているメールを見かけることがあります。

この「undisclosed-recipients:;」とは一体どういう意味を表しているのでしょうか?

「undisclosed-recipients:;」は実際に存在する宛先名ではありません。これは、メール送信時にToやCcに一切メールアドレスが設定されておらず、Bccにのみメールアドレスが設定されていた場合に発生する現象です。

To・Ccにメールアドレスが設定されていたら誰かしらのメールアドレスは表示されます。

ですが、Bccに設定されたメールアドレスはほかの受信者に知られないように隠す必要があるため、メールサーバー到達時に削除されます。

Bccに設定されたメールアドレスが削除された状態で、メールサーバーからメールが送られてくるので受信時には送信先メールアドレスが残らないのです。

そのため、To・Ccにメールアドレスが設定されていない、唯一設定されたBccのメールアドレスはサーバー側で削除されているという状態に陥ると、一体誰に対して送信されたのかわからない受信者不明状態になるのです。

「undisclosed-recipients:;」は翻訳すると「受信者不明」と表すため、誰に送信されたのかを表す情報が残っていないメールは、宛先が「undisclosed-recipients:;」となるのです。

普通のメールの使い方であればBCCのみで送信することはめったにないですが、フィッシングメールなどの迷惑メールに分類されるメールはBccに大量のメールアドレスを入れて送信する場合があります。

そのため、宛先が「undisclosed-recipients:;」になっているメールは少し警戒した方がいいかもしれません。

また、「undisclosed-recipients:;」は、特定のメールソフトのみ限らず、GmailやAppleのメール・楽天モバイルなど関係なく発生するメールの仕様ですので、覚えておくと良いでしょう。


関連記事