【安全に使える】ProtonVPNのダウンロード方法・使い方・評判を解説!

【安全に使える】ProtonVPNのダウンロード方法・使い方・評判を解説!

テレワークが増えたことでVPNの需要が高まっています。そんなVPNの中でもセキュリティ・プライバシー共に優れたVPNがProtonVPNです。今回はProtonVPNについてダウンロード方法からVPNの使い方まで解説します。


目次[非表示]

  1. ProtonVPNの特徴
  2. ProtonVPNの導入手順
  3. ProtonVPNの使い方
  4. ProtonVPNの評判

ProtonVPNの特徴

ProtonVPNはプライバシーの保護・セキュリティ保護・検閲への対抗を目標に掲げて開発されたサービスで、その名の通りプライバシーやセキュリティ面などに優れたVPNツールとなっています。

VPNというと通信を暗号化してセキュリティ保護してくれるものと思うかもしれませんが、厳密にはそうではありません。

VPNの仕組みを応用することで通信の暗号化・セキュリティ保護などを行なっているだけであり、VPNの仕組みを悪用した方が開発したVPNを利用してしまうと通信内容を盗聴されてしまいます。

ですがProtonVPNはそのようなリスクはなく、徹底的なセキュリティ対策や検閲回避などの機能を搭載しています。

あらゆるデバイスに対応済み

今回紹介するのはパソコン向けのProtonVPNですが、Windows10を含むWindows OSに限らずAndroidやLinux・Macでも利用できるVPNクライアントとなっています。

そのためWindowsに限らずスマホでも同じVPNを使ってセキュリティを高めることが可能です。

無料プランでもキルスイッチ使用可能

VPN使用中であれば通信が暗号化されセキュリティやプライバシーが保護されますが、あくまでVPNを使用している最中であればの話です。

VPNを切断すると通信が暗号化されなくなってしまった状態のままインターネットに繋がってしまうのですが、そういう時に役立つのがキルスイッチです。

キルスイッチとは、VPNを切断すると同時に強制的にインターネット通信を停止させる機能のことです。キルスイッチを利用することでVPN切断後はネットワークから隔離され、プライバシーが保護されるようになります。

キルスイッチは必ずしも必要な機能ではないため、VPNによっては有料プランでしか提供されていないことがあるのですが、ProtonVPNでは無料版でもキルスイッチを利用できます。

VPNに接続しているときしかインターネットを利用しない方はかなりおすすめの機能です。

DNSリーク対策済み

DNSリークとは、VPNなどでIPアドレスを匿名化しているにも関わらず、デバイスに設定されているDNSサーバーがISPなどのデフォルトのままで、完全な匿名化に失敗していることをいいます。

正常なVPNを使用していても起こりうる問題ですが、ProtonVPNでは適切に設定されずに放置されがちなDNSリーク問題に関しても対策されています。

そのため、ProtonVPNを使ってネットワークに接続している間は完全に匿名化されていて、プライバシーやセキュリティのことを考えずにインターネットを利用できるようになります。

中国非対応

グレートファイアウォールによってあらゆるVPNがブロックされている中国ではProtonVPNを使用できません。

2019年までは利用できていましたが、2019年末にブロックされ、ProtonVPNを使って中国の検閲を回避することができなくなっています。中国で使えるVPNを探している方には向いていませんので注意してください。

ProtonVPNの導入手順

それではProtonVPNの導入を進めていきましょう。他のソフトウェアと違って少し面倒な作業があるので順番に解説していきます。

ProtonVPNは公式サイトから無料版をダウンロードできます。

ProtonVPN - ダウンロード

アクセスすると[GET PROTONVPN NOW]というボタンがありますが、こちらは有料版の案内ですので注意してください。

[Get Free VPN]をクリック
無料版をダウンロードする場合は下の方にスクロールして[Get Free VPN]をクリックします。
[GET PROTONVPN FREE]をクリック
続けて[GET PROTONVPN FREE]をクリックします。
無料プランおすすめプラン一覧の画面で[Get Free]を選択

しばらく待つと無料プランおすすめプラン一覧が表示されるので[Get Free]を選択します。

ユーザー名・パスワード・メールアドレスを入力して[Create account]をクリック
ProtonVPNの利用には無料版でもアカウントの作成が必要になります。ユーザー名(本名以外でも可)とパスワード・メールアドレスを入力して[Create account]をクリックしましょう。
認証方法を選択し、[Send]をクリック
アカウントの認証をメール・SMSどちらで行うか選択し、[Send]をクリックします。その後送られてきた6桁の認証コード(Verification Code)を入力してアカウントを有効化します。
自分のOSの[Download]をクリック
アカウントの有効化が完了するとダウンロードページが表示されます。Windows PCにインストールする場合は「Windows」の[Download]をクリックしてダウンロードしましょう。

ダウンロードしたインストーラを起動します。

言語選択画面
起動すると言語選択画面が表示されますが、日本語非対応なのでEnglishのままインストールを進めましょう。
[Next]をクリック
セットアップウィザードへようこそという画面が表示されますので[Next]で先に進みます。
インストール先を選択
インストール先は何か特別な理由がない限り変更しないようにしましょう。
[Install]をクリックしてProtonVPNをインストール
最後に[Install]をクリックするとProtonVPNがインストールされます。
インストール完了の画面
インストールが完了するとこのようなメッセージが表示され、再起動を求められます。

ProtonVPNのインストールを完了するには再起動が必要なので[はい]を押して再起動してください。

再起動が完了するとセットアップウィザードの最初の画面がもう一度表示されます。先ほどと全く同じように[Next]を押し進めてインストールを進めてください。

インストール完了画面の表示
インストールが完了すると、最初のインストール時は表示された再起動要求メッセージが表示されず、インストール完了画面が表示されます。

この画面が表示されたらインストール完了です。

初回起動時

ProtonVPNを使用するには導入時に作成したアカウントが必要です。

ユーザーネームとパスワードを入力してログイン
作成時に指定したユーザーネームとパスワードを入力してログインしましょう。

パソコン使用時は常にVPNに接続したい場合はパソコン起動直後にProtonVPNが自動的に起動するように[Start with Windows]をクリックして有効化しておくことをお勧めします。

ログインできたら初回セットアップ完了です。

ProtonVPNの使い方

ここからはProtonVPNの使い方を見ていきましょう。ProtonVPNは日本語非対応ですが、直感的に使えるようになっているので使い方さえ覚えれば簡単なはずです。

サーバーへの接続方法

リストから接続先の国を選択
サーバーへの接続は左のリストから接続先の国を選択します。
接続先サーバーの一覧からサーバーを選択
次に接続先サーバーの一覧が表示されるので、好きなサーバーを選択します。

サーバー名左側にある円形のバーが緑のサーバーが利用者が少ないサーバーで、赤くなっているサーバーが混雑していて速度が出にくいサーバーとなっています。

Connecting to Japanの画面
自動的にVPNの設定が行われてIPアドレスの匿名化・インターネットセキュリティが保護された状態になります。

切断したい場合は[Cancel]をクリックしましょう。

キルスイッチの使用方法

キルスイッチはデフォルトでは無効化されています。VPN切断と同時にインターネット接続も切断したい場合はキルスイッチを有効化しましょう。

キルスイッチの有効化はオプションから行います。

メニューアイコンをクリックし、[Settings]をクリック
左上のメニューアイコンをクリックし、[Settings]をクリックします。
タブを[Advanced]に切り替えて[VPN Kill Switch]をオンにする
タブを[Advanced]に切り替えて[VPN Kill Switch]をオンにします。

これでVPN切断と同時にインターネット接続が遮断されるようになります。

無料版は3カ国のみ

初めてProtonVPNを使用する場合、有料版のフリートライアルという形でProtonVPNが対応しているすべての国のVPNサーバーに接続することができますが、フリートライアルが終了する(有料版の機能が使えなくなる)と日本・アメリカ・オランダの3ヶ国のVPNサーバーにしか接続できないので注意しましょう。

ProtonVPNの評判

VPNは仕組み上インターネット速度がどうしても低下してしまうのですが、ProtonVPNは高速通信を保ったままIPアドレスを匿名化して安全性を維持できるとのことで評判です。

ただこの評判は有料版を使っている方の評判で、無料版で我慢している人はあまり満足のいく速度は出ていないようです。昔は高速だったようですが、最近は利用者が増えて速度が低下していてChromeなどでブラウジングしても快適にサイトを開けないようですので、フリートライアル終了後は無料プランを継続するか有料プランに切り替えるか検討すると良いでしょう。


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