エクセルで掛け算をする3つの方法
エクセルで掛け算をする方法ですが、実は3つあることを知っているでしょうか?エクセルで掛け算する方法を順番に紹介していきます。
*(アスタリスク)を使用する
*はエクセルでは乗算記号として扱われます。「×」ではありません。
セル同士で掛け算する
エクセルでは数値同士の掛け算だけでなく、セル同士の掛け算をすることも可能です。
セル番号と乗算記号の間にスペースを入れる必要はありませんが、スペースを入れると見やすくなることが多いです。
もちろんセル番号だけで計算するのではなく生の数字を入れて計算することも可能です。
上記計算結果は「100*1.10=110」となります。
PRODUCT関数を使う
たとえばA1セルからA10セルまでを全て掛け算しようと思うと「A1*A2*A3*A4*~」というようにとても長い数式になってしまいます。
セルが10個くらいであれば手作業でもなんとかなるかもしれませんが、100個・200個もしくは1列内の有効セル全てなどだと大変です。とても現実的ではありません。
そこで使用されるのがPRODUCT関数です。PRODUCT関数は指定した範囲セルの数値をまとめて掛け算して積を計算できる関数です。
たとえば先ほど例としてあげた「A1セルからA10セルまでを全て掛け算する」だと、以下のコードをセルに記述するだけで計算できます。
=PRODUCT(A1:A10)
また、範囲セルと単独のセル・数値を掛け算させることも可能で、以下のように記述すれば「A1~A10までのセルを掛け算した数値に0.1をかける」という計算もできてしまいます。
=PRODUCT(A1:A10,1.5)
掛け算する場面が多い場合にとても有効であるほか、関数の使い方は簡単なので覚えておくといいでしょう。
エクセルで掛け算した結果の合計を出す方法
エクセルには指定範囲のセルの数値の合計を掛け算していくSUMPRODUCT関数が用意されています。
例えばA1~B10セルまで1行ごとに掛け算を行い、その合計を計算するときに役立つのがSUMPRODUCT関数です。
SUMPRODUCT関数を使えば「価格×個数」の計算を一括で行い、その合計を計算することができます。
=SUMPRODUCT(A1:A10,B1:B10)
たったこれだけで「A1~A10セルまでの合計を計算したものとB2~B4セルまでを合計したものを掛け算する」という計算を行うことができてしまいます。わざわざSUM関数を使う必要もありません。
使う場面はレアケースですが、知っておくといざというときに役立つのでこういう関数もあるんだと思っておくといいでしょう。