Windows10のパフォーマンスを測定する方法!【テスト/性能/目安】

Windows10のパフォーマンスを測定する方法!【テスト/性能/目安】

Windows10のパソコンのパフォーマンスがどのくらいなのか気になったことはありませんか?WinSATを使って、パフォーマンスを測定してみましょう。この記事では、WinSATでWindows10PCのパフォーマンスを測定する方法をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. Windows10のPCの性能をテストしたい
  2. WinSATでパフォーマンス測定方法
  3. WinSATのスコアの目安
  4. まとめ

Windows10のPCの性能をテストしたい

Windows10のパソコンを使っていて、「自分のパソコンの性能はどのくらいなのだろう」と、パフォーマンスが気になったことはありませんか?パソコンの性能を図るツールといえば各種ベンチマークテスト用ツールですが、それらのツールを導入するのは結構面倒くさいですよね。

ですが、Windows10にはWinSATというシステム評価ツールがデフォルトでインストールされており、WinSATで性能テストすることで簡単に自分のパソコンのパフォーマンスを確認することができます。

この記事では、Windows10のパソコンのパフォーマンスを測定する方法をご紹介していきます。

WinSATでパフォーマンス測定方法

WinSATとは?

Windows10では、デフォルトでWinSAT(Windows システム評価ツール)というツールがインストールされています。特にベンチマークソフトなどを導入しなくても、WinSATを起動することで自分のパソコンの性能テストを行い、パフォーマンスを確認することができますよ。それでは、WinSATの使い方を説明します。

WinSATの起動・測定方法

WinSATの起動を行う前に、他のプログラムを終了しておきましょう。できるだけプログラムを動かしていない状態でテストすることで、正確な性能測定を行うことができます。

デスクトップ画面で「Windowsキー+Xキー」を同時押ししてアドバンスドメニューを開き、「Windows PowerShell」をクリック
WinSATは「Windows PowerShell」から起動することができます。デスクトップ画面で「Windowsキー+Xキー」を同時押ししてアドバンスドメニューを開き、「Windows PowerShell」をクリックしましょう。
Windows PowerShellが起動したら、「winsat formal」とコマンドを入力してEnterキーを押す
Windows PowerShellが起動したら、「winsat formal」とコマンドを入力してEnterキーを押しましょう。すぐにWinSATによる測定が始まります。
WinSATの黒いウィンドウが表示
WinSATの黒いウィンドウが表示されます。この間に測定が行われているので、パソコンに触らず測定が終わるのを待ちましょう。

測定が完了するとWinSATのウィンドウが自動で閉じるので、閉じたことを確認してから再度Windows PowerShellを操作します。

Windows PowerShellにそのまま測定結果とスコアが表示
Windows PowerShellに「Get-CimInstance Win32_WinSat」とコマンドを入力してEnterキーを押しましょう。Windows PowerShellにそのまま測定結果とスコアが表示されますよ。
テスト結果には、CPUScore(CPUのスコア)・DiskScore(ハードディスク・SSDのスコア)・GraphicScore(グラフィック描画のスコア)・MemoryScore(メモリのスコア)・WinSPRLevel(各スコアの最低値)が表示
テスト結果には、CPUScore(CPUのスコア)・DiskScore(ハードディスク・SSDのスコア)・GraphicScore(グラフィック描画のスコア)・MemoryScore(メモリのスコア)・WinSPRLevel(各スコアの最低値)が表示されます。

※D3DScore(3Dグラフィック描画のスコア)はWindows10では計測することができず、必ず9.9と表示されます。

テスト結果
また、テスト結果は「C:\Windows\Performance\WinSAT\DataStore」フォルダにxml形式で出力されています。ここに出力されている「日付 Formal.~.WinSAT.xml」を下記リンク先サイト「webmarks」にドラッグ&ドロップすることで、スコアの確認ができますよ。
webmarks | Windows 10 標準ベンチマーク「エクスペリエンス インデックス」の表示ツール

WinSATのスコアの目安

WinSATに表示される各種スコアの目安は以下のようになっています。※Windows7時代の説明

  • 1.0~1.9:ビジネス用途のアプリケーション・インターネット・メールアプリなどの目的であれば問題なく使える
  • 2.0~2.9:1.0~1.9の用途を、更に快適に利用することができる
  • 3.0~3.9:Windowsのほとんどの機能を利用することができる
  • 4.0~5.9:デュアルディスプレイや高画質の動画再生が可能
  • 6.0~7.9:高画質動画の録画や、ゲームなどのアプリケーションを高解像度で動作させることができる

WinSATによる計測
筆者のパソコンで、WinSATによる計測を行ってみました。構成はこのようになっています。
  • CPU:Intel(R) Core(TM) i5-9600K CPU @ 3.70GHz (6 CPUs), ~3.7GHz
  • メモリ:16384MB RAM
  • グラフィックボード:NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB

上記構成では、各種スコアの平均値が9.0という結果が出ています。一番低いスコアのハードディスクが8.2なので基本スコアは8.2になりました。2019年においてはミドルスペックのパソコンですが、WinSATによる評価値は高めなので安心しました。

まとめ

Windows10のパフォーマンスを測定する方法!【テスト/性能/目安】、いかがでしたでしょうか。

Windows10のパソコンを使っていて、どれくらいの性能なのか気になることがあると思います。そんな時には性能テストを行ってみましょう。Windows10では、デフォルトで「WinSAT」というシステム評価ツールがインストールされているので、ベンチマークテストソフトを用意しなくても簡単に測定を行うことができますよ。

測定の方法は記事内でご紹介していますので、ぜひお試しください。


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