PPPoEパススルー機能とは?メリットや設定方法を紹介!

PPPoEパススルー機能とは?メリットや設定方法を紹介!

インターネットに接続する方法の一つとしてPPPoEパススルーがあります。PPPoEパススルー機能を使うことで接続できなかったウェブサイトに接続できるなどのメリットがあります。今回はそんなPPPoEパススルーについて紹介していきます。


目次[非表示]

  1. PPPoEパススルー機能とは?
  2. PPPoEパススルー機能のメリットは?
  3. PPPoEパススルー機能の設定方法

PPPoEパススルー機能とは?

ルーターの設定の一つにPPPoEパススルーという機能があります。

ネットワークに詳しくない方だとあまり聞き慣れない、聞いたことがあってもどういう意味・機能なのか知らないという方が大半でしょう。PPPoEパススルー機能とは、古いネットワーク(IPv4/PPPoE)接続方式に戻してからネットワークに接続する機能のことです。

インターネットに接続する場合、必ずIPアドレスが付与されるのですが、従来のIPv4ではIPアドレスが枯渇するという問題が発生しており、その問題を解消するためにIPv6というものが登場しました。

これによりIPアドレスの枯渇問題は解消されたのですが、IPv6アドレスそのものはIPv4アドレスと互換性がない問題も同時に発生していました。

そのため、IPv6を標準としているルーターなどでは、IPv4アドレスでしか接続できないサイト・サービスに接続できないということがありました。

この問題を解決した方法の一つがPPPoEパススルー機能です。PPPoEパススルー機能によって、IPv4アドレスがない(IPv6で接続している)状態でも、IPv6非対応サービスなどに接続することが可能になっています。

詳しいメリットは後述していますが、まだIPv6に完全対応していないサービスやサイトも多いため、PPPoEパススルー機能はインターネットを快適に利用する上で必須とも言えるでしょう。

PPPoEパススルー機能のメリットは?

PPPoEパススルー機能には様々なメリットがあります。少なくとも現在のインターネット事情ではPPPoEパススルー(もしくはIPv4 over IPv6)がないと快適にインターネットを利用することはできないと言えるレベルです。

続いてはPPPoEパススルー機能のメリットについて紹介していきます。

IPv6で接続できないサービスにも接続できる

IPv6はネットワークが混雑しづらく安定して高速通信ができるメリットがあります。

その反面、IPv6で接続できないサービスなどが多いのも現状です。

PPPoEパススルーは、そういったIPv6では接続できないサイトやサービスを検出した時、自動的にPPPoEパススルーにて接続してくれるので、エラーが発生することなく接続することができます。

わざわざPPPoE接続とIPv6接続を切り替える必要もありません。

オンラインゲームをプレイしやすい

IPv6が使われていると言っても、IPv4接続が多いのが現状です。それ故にIPv6非対応のオンラインゲームも少なくありません。

そのため、IPv6接続しかできないルーターを使ってオンラインゲームに接続しようとすると、まったく使えないという問題が発生することがあります。

ルーターを買い換えたらオンラインゲームに繋がらなくなったという現象が発生した場合は、IPv6非対応でPPPoEパススルー機能やPPPoEパススルーに相当する機能(IPv4 over IPv6)がないルーターを使っている可能性が高いでしょう。

ネットワークは高速でも接続できなければ全く意味がないので、オンラインゲームを遊ぶ方にとってもPPPoEパススルー機能はかなり重宝します。

ネットワークカメラにも接続できる

防犯対策や自宅のペットや赤ちゃんに問題が起きていないか監視するためにネットワークカメラを設置している方もいるでしょう。

ネットワークカメラはその名の通りWi-Fiなどを通じてカメラの映像を確認できるガジェットです。

ですが、その多くはIPv6形式のアドレスを持てないことが多く、現在はほとんどがIPv4アドレスです。

IPv6アドレスとIPv4アドレスには互換性がないので、IPv6アドレスしか持つことができないルーターではネットワークカメラに接続することができません。

パソコンなどからネットワークカメラに接続することができないのではなく、ネットワークカメラ自身もルーターに接続できないため、完全オフラインカメラとして動作してしまいます。

そういった問題もPPPoEパススルー機能で解決できてしまうのです。

ルーターの性能を問わない

ルーターは高価なものになればなるほど通信速度が上がる傾向にあります。

ですが、それはPPPoEパススルーでは関係ありません。

PPPoEパススルーはそもそもルーターを経由しない、もしくはルーター内では何もせずブリッジさせるだけであるため、ルーターが高性能である意味がないのです。

これはPPPoE接続の最大速度が現在の最新ルーター・光回線と比べると遅いことも理由の一つです。

今のルーターは最大速度が遅い安物でもPPPoEパススルーを使う目的ならほぼ最大速度まで理論上は出すことができます。

複数台同時にパススルーできる

パススルーはルーターの特別な機能ですが、同時に一台しか使用できないわけではありません。

そのため、手持ちのパソコン・スマホ、家族や友人のスマホなども同時にPPPoEパススルーを適用した状態で接続することが可能です。

PPPoEパススルー機能の設定方法

PPPoEの設定はルーターで行うケースとパソコンやスマホ・ゲーム機などルーターに接続する端末側で設定する場合があります。

どちらに該当するかは使用するルーターによって異なり、設定方法も異なります。

メーカーによって設定方法に傾向こそありますが、絶対に同じというわけではありません。

例えばバッファロー製のルーターでPPPoEパススルー設定を行う場合、ルーターにパソコンやスマートフォンから接続して設定しますが、このときの接続先となるIPアドレスが機種によって違うことがあります。

ですので、「〇〇メーカーならこのように設定する」という決まりはありません。

ですので、実際の設定方法はルーターとセットになっている取扱説明書に記載されているものを参考にしながら設定するようにしましょう。

Windows10のPPPoE設定は別物なので注意

Windows10にはPPPoEに関する設定が用意されていますが、こちらはPPPoE接続の設定であり、PPPoEパススルーの設定ではありません。

間違えやすいので注意してください。


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