仮想フルスクリーンツール「BorderlessWindow_GUI」の使い方を紹介!【PCゲームに便利】

仮想フルスクリーンツール「BorderlessWindow_GUI」の使い方を紹介!【PCゲームに便利】

PCゲームはフルスクリーン化して遊ぶことがほとんどです。ですが、フルスクリーンにするといくつか不都合な点が出てくるでしょう。そのような問題を解消できるのが仮想フルスクリーンです。今回は仮想フルスクリーン化できるフリーソフトやメリットなどについて紹介しています。


目次[非表示]

  1. 仮想フルスクリーンとは?
  2. 仮想フルスクリーンのメリット・デメリット
  3. BorderlessWindow_GUIの使い方
  4. まとめ

仮想フルスクリーンとは?

いきなり仮想フルスクリーンと言われてもいったいどういうものなのか分からないでしょう。

仮想フルスクリーンの場合の場合は、見た目こそフルスクリーンだけど、実体を大きなウィンドウにして疑似フルスクリーン化(ボーダーレスウィンドウ化)することで、フルスクリーン特有の問題を解消できる機能です。

はじめから仮想フルスクリーンモードに対応しているゲームであれば問題ありませんが、対応していないものも少なくありません。

そこで、仮想フルスクリーンモードに対応していないゲームでも仮想フルスクリーン化できるのが「BorderlessWindow_GUI」です。今回はこのソフトの使い方を紹介します。

はじめに言っておきますが、仮想フルスクリーンのメリットを活かすにはシングルモニターでは不可能です。デュアルモニターなど2枚以上のモニターを使っている方にメリットがある方法ですので注意してください。

仮想フルスクリーンのメリット・デメリット

仮想フルスクリーンが便利ということはなんとなくわかったとしても、具体的にどう便利なのかわからないでしょう。

そこでまずは仮想フルスクリーンに関するメリットとデメリットを紹介します。

メリット

フルスクリーンを解除せず調べことができる

一番のメリットはフルスクリーン状態のゲームをそのままにして調べ事ができるということです。

モニターで2枚以上あっても、ゲーム外をクリックすると画面が固まったり、強制的にフルスクリーン化が解除される、最小化されるといったことがおきます。

そもそもゲーム外にカーソルがいかないように作られていることもあるでしょう。

ですが、仮想フルスクリーンであればこれらの問題はすべて解決できます。

通知でゲームが固まることがない

メールやLINE・Windows Updateの通知が急に来たことにより、ゲーム画面が固まったり操作を受け付けなくなってストレスを溜めた経験はありませんか?

仮想フルスクリーンに対応していないとこのようなトラブルに見舞われる可能性があり、ゲームを楽しんでいる方からすると、非常に鬱陶しいトラブルです。

ですが仮想フルスクリーンにすると、通知が来るというのは変わりませんが、操作上のトラブルなど何も起きることなくゲームを遊べます。

Windows全体の解像度が変わらない

ゲームのスペックの関係で解像度落とした上でフルスクリーン化していることもあるでしょう。

そのゲームを起動している間は解像度が低下するわけですが、この解像度はすべてのモニターに適用されます。

そのため、モニターはフルHDだけどゲームを遊ぶ時はSDにするから超使いづらい、ショートカットの位置がズレるということもあるでしょう。

しかし、仮想フルスクリーンであればWindows全体の解像度を変えずに済むため、ショートカットの問題や画面が小さく感じることもありません。

フルスクリーンにするとバグってしまうゲームをフルスクリーンで遊べる

なぜかフルスクリーンにするとゲームやWindowsの動作がおかしくなり、やむを得ずウィンドウモードにすることもあるでしょう(NieR:Automataなど)。

ですが、仮想フルスクリーンであれば大きなウィンドウとして扱われるため、そのようなフルスクリーン特有の問題も解消できます。

デメリット

シングルモニターではメリットがほとんどない

仮想フルスクリーンにおける一番のデメリットですが、シングルモニターではメリットがないということです。

シングルモニターだと、たとえ仮想フルスクリーンだとしてもゲームの裏側にあるブラウザを表示するには一度フルスクリーン化を解除する必要があるので、大して便利ではないのです。

ただし、フルスクリーン化するとバグってしまいゲームに関してはメリットがあるので、そういう場合は仮想フルスクリーン化すると良いでしょう。

カーソルが画面外にも飛び出る

仮想フルスクリーンはただの大きなウィンドウであるため、別のモニターにつながっている側の方向にマウスカーソル動かした場合、画面から飛び出てしまいます。

そのため、カーソルが画面から飛び出るとゲームプレイで困るというゲームはあまりおすすめしません。

画面からカーソルが飛び出ると困るゲームはめったにありませんが、もしそういうゲームに遭遇した場合はフルスクリーンで遊ぶようにし、ゲームプレイ中の調べことはスマホでするようにしましょう。

BorderlessWindow_GUIの使い方

それではBorderlessWindow_GUIの使い方について紹介します。

予め以下のサイトからダウンロードしてください。ファイル名が MultiMonitorGaming.exe ですので間違えないようにしてください。

BorderlessWindow_GUI ダウンロードサイト
パスワード入力では mw2 を入力
ダウンロードの途中で求められるパスワード入力では mw2 を入力してください。

BorderlessWindow_GUIはインストールは必要ないのでダウンロードすれば即利用可能です。

予め仮想フルスクリーン化したいゲームを「ウィンドウモード」で起動
BorderlessWindow_GUIの用意ができたら、予め仮想フルスクリーン化したいゲームを「ウィンドウモード」で起動しておいてください。

フルスクリーンモードだとうまく行かないので注意が必要です。

BorderlessWindow_GUI(MultiMonitorGaming)を起動
ゲームを起動できたら、BorderlessWindow_GUI(MultiMonitorGaming)を起動します。

上記画像のように、起動中ソフトウェアのウィンドウ一覧が表示されるので、仮想フルスクリーン化したいゲームを選択します。

どのディスプレイに表示するのか指定
ゲームを選択したら、どのディスプレイに表示するのか指定します。
サイズ指定
次にサイズ指定です。個別に設定したい場合は「任意のサイズ」にチェックを入れて幅と高さを指定してください。

そうでない場合(最大解像度でのフルスクリーン化)は「ディスプレイと同じ」にチェックを入れます。

[set]をクリック
最後に[set]をクリックしたら、仮想フルスクリーン化が完了します。

仮想フルスクリーン化を解除したい場合は隣にある[Unset]をクリックしてください。

これで、かんたんに仮想フルスクリーンから切り替えが行えます。ちなみにゲーム以外のウィンドウも仮想フルスクリーン化できるので気になる方は試してみましょう。

まとめ

簡単に仮想フルスクリーン化できる「BorderlessWindow_GUI」ですが、いかがだったでしょうか?

仮想フルスクリーン化したからといって負荷が大きくなるわけでもありませんし、むしろフルスクリーン化してないことによって負荷が削減される可能性もあります。

PCゲームを遊ぶ方にとって非常に便利な仮想フルスクリーン化ですので、いつでも使えるように用意しておくといいでしょう。


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