ダイアログボックスのダイアログとは？
Windowsのパソコンで各種プログラムの操作時に、画面上に表示されるポップアップウィンドウを「ダイアログボックス」と呼びますね。
上記の画像はファイルを削除しようとした際に表示されたダイアログボックスです。ダイアログボックスとは、Windowsなどのグラフィカルユーザーインターフェース（GUI）にて、ユーザーに操作を求めたり、通知を表示するウィンドウのことです。デスクトップ画面に様々なウィンドウを開いている状態でもデスクトップ画面の最前面に表示され、ユーザーがダイアログボックスに表示されている操作を選択して実行することで、ダイアログボックスは消えるようになっています。ダイアログボックスは、パソコンが何らかの通知を表示するメッセージボックス（アラートボックス）・上記画像のファイル削除のように何らかの処理を行うときにユーザーが処理を選択する操作選択時・ファイルを一覧から選択するとき・ユーザーIDやパスワードの認証時のユーザーダイアログなど、様々なものがあります。
このダイアログボックスのダイアログとはどういう意味なのかと言いますと、「対話・会話」という意味を持っており、ユーザーに向かって問いかけを行い、ユーザーが操作を以てリアクションすることからダイアログとなるわけですね。デジタル用語では、単純にダイアログボックスの略称として使用されています。
モーダルダイアログとは？
上記画像はExcelでファイルを保存しようとした場合のものです。Excelでファイルを保存する際には、「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されますよね。これがモーダルダイアログで、名前を付けて保存ダイアログボックス上でファイル名を入力してフォルダへの保存操作を完了するか、保存をキャンセルするまで元のExcelウィンドウで操作を行うことはできません。
ポップアップとモーダルの違いとは？
ポップアップダイアログとモーダルダイアログは一見同じダイアログボックスのように思えますが、機能としては違うものにあたります。ポップアップは、デスクトップ画面上に唐突に表示される表示の仕方のことを指しています。一方モーダルは、特定の操作を行わなければ元のウィンドウに戻ることができないという「制御」のことを指しています。厳密に言ってしまえばダイアログボックスについても、ポップアップとモーダルと独立した「対話・会話」のことを指しています。
簡単にポップアップとモーダルの違いを説明するのであれば、ポップアップは表示のこと・モーダルは制御のことを指しているということです。例えば突然ダイアログボックスが表示されるけどウィンドウ上で他の操作が行えるのであれば、そのダイアログボックスはただのポップアップダイアログです。突然ダイアログボックスが表示されて、なおかつウィンドウ上で他の操作ができなくなった場合はポップアップモーダルダイアログ、というわけです。