dllhost.exeとは？
Windowsのパソコンでは、バックグラウンドで様々なプロセスが動作しています。動作しているプロセスの中には必要なものから不必要なものまで様々なものが混ざっているため、必要のないプロセスは停止してパソコンの動作を軽くしたいと考えるユーザーも多いかと思います。
今回ご紹介するのは、dllhost.exeです。dllhost.exeとは、「Microsoft DCOM DLL Host Process」の略称で、メインプロセスの代理プロセスとして各種DLLファイル・exeの実行を行います。Windows上で特定の操作を行う際に、エラーが起きてしまうとプロセスが終了してしまうため操作を行っているプログラムまで終了してしまいます。こういった事態を防ぐために、新しいプロセスで特定の操作を行います。それがdllhost.exeの役割となっています。タスクマネージャーを見てみると、新しいプロセスが実行されていることが確認できます。
新しいプロセスを作成して各種操作を行うことになるので、メモリを消費する・CPUに負荷がかかるなど、パソコンの動作が重い原因となることもあります。
dllhost.exeのCPU使用率が高い時の対処法
dllhost.exeのCPU使用率が高い時の対処法ですが、まずはWindows10のパソコンを再起動してみましょう。システム周りでトラブルが発生している場合は、これで状態をリセットすることができます。パソコンを再起動したら、アンチウイルスソフトのスキャン機能でシステムドライブ・その他ドライブをスキャンしてみましょう。もしウイルスが原因によるものであれば、これで改善することができます。
動画プレイヤーで動画を視聴する際に「COM Surrogateは動作を停止しました」というエラーメッセージが表示されてしまう場合があります。Windows VistaなどのWindows10以前のOSを使用している場合、ビデオコーデックの「DivX」とdllhost.exeが干渉してしまいエラーが発生してしまうことがあります。この場合はDivXをアンインストールして、別のビデオコーデックをインストールすることで対処することができますよ。