画面録画ソフト「Bandicam」の使い方や設定方法について徹底解説!

画面録画ソフト「Bandicam」の使い方や設定方法について徹底解説!

Windowsで使える高機能動画キャプチャーソフト「Bandicam」。BandicamはWebカメラやHDMI接続機器に対応しており、ゲーム機のプレイ動画をキャプチャすることも可能です。今回はBandicamの使い方を解説していきます。


目次[非表示]

  1. Bandicamとは?
  2. Bandicamでは何ができる?
  3. Bandicamの使い方

Bandicamとは?

Bandicam(バンディカム)とは、Windows10で使用できる動画キャプチャソフトです。

有料の動画キャプチャソフトですが無料版も提供されており、一定の条件下であれば無料で無制限に使用することが可能です。非常に軽いため低スペックのノートパソコンでも動作するということで評価が高く、今話題のYouTuberの間でも使用されていることが多いです。

音声を別ファイル化して分離させたり、指定した日時になったら録画を開始するなど様々な機能が用意されています。画面構成もシンプルでわかりやすく、コーデックやエンコードなど動画キャプチャにおける専門用語を知らなくても高画質でキャプチャすることが可能です。

Bandicamでは何ができる?

Bandicamはたくさんの機能が搭載されており、それらを使いこなせばPC画面やPCゲームだけでなくさまざまなデバイスの画面をキャプチャすることもできます。

まずはBandicamでは何ができるのか、そして無料版と有料版の違いについて簡単に紹介します。

キャプチャフォーマットのカスタマイズ

Bandicamのエンコード設定
コーデックやエンコードの周りの知識が少し必要ですが、録画対象に合わせたエンコード設定を行うことができます。

フォーマット設定画面も非常にシンプルでわかりやすい作りになっています。エンコード設定に関して少し知識がある方が見るとビットレートを設定する項目がないと思うかもしれませんが、しっかり用意されているので安心してください。

予約録画

指定した日時になったら自動的にキャプチャを開始する機能が用意されています。この機能と自動終了機能を組み合わせれば17時~17時30分まで録画するといったテクニックを使えます(有料ライセンス必須)

無料版では1キャプチャにつき録画時間10分まで

無料版でもほぼ全ての機能を使えますが、1回のキャプチャーにつき録画できるのは10分までです。10分を超えると自動的にキャプチャが停止します。

また、無料版は録画終了後に新しいキャプチャを即開始する機能も制限されているため、手動でキャプチャー開始ボタンを押し直す必要があります。録画時間が長い動画をキャプチャしたい場合は有料版の購入を検討しましょう。

Bandicamの使い方

ここからはBandicamを使ってキャプチャする方法などを紹介します。

動画キャプチャ方法

パソコンをキャプチャする場合大きく分けて二つあります。それぞれ紹介していきます。

通常のキャプチャー方法

画面録画モード
範囲を指定してキャプチャしたい場合は、画面録画モードを使用します。
好きな方法で範囲指定する
こちらをクリックすると範囲選択の方法が表示されるので好きな方法で範囲指定してください。
キャプチャー対象範囲の枠
キャプチャー範囲を指定するとこのよう枠が表示されます。この枠内がキャプチャー対象範囲です。
BandicamウィンドウのRECボタンか、キャプチャー範囲指定ウィンドウの[REC]をクリック
次に、BandicamウィンドウのRECボタンか、キャプチャー範囲指定ウィンドウの[REC]を押すことでキャプチャーが開始されます。

F12キーでもキャプチャーをスタートできますので、フルスクリーン表示中などBandicamのウィンドウを操作できないとき用に覚えておきましょう。

[■]をクリックしてキャプチャを終了する
キャプチャ中はキャプチャー範囲の枠線が赤色になり、[REC]が[■]に変わります。[■]をクリックするとキャプチャが終了します。
「オプション」[保存先]にファイルを指定
キャプチャーされた動画の保存先は一般メニューの「オプション」[保存先]に指定されているフォルダに保存されています。

[...]を押すと保存先フォルダを変更出来ますので必要に応じて変更しておいてください。

ゲームをキャプチャする場合

DirectX・OpenGLを使って開発されたゲームは、Bandicamで自動的に認識させることが可能です。ゲームとして認識されたウィンドウは自動的に範囲が選択されるため、キャプチャーが簡単になります。

ゲームキャプチャーモードに切り替える
ゲームのウィンドウを認識させる場合はゲームキャプチャーモードに切り替えましょう。

ゲームキャプチャーモードに切り替えた状態でゲームのウィンドウをクリックしてみてください。

Bandicamにゲームのアプリケーションファイル名が表示された状態
クリック後、Bandicamにゲームのアプリケーションファイル名が表示されたら認識されている状態です。この状態であればウィンドウを動かしたりフルスクリーン化しても、範囲が自動的に選択されてキャプチャーされます。

範囲が自動選択されるだけでなく、ウィンドウの上に別のウィンドウが重なっていたとしても無視されるため、キャプチャーした動画に別のソフトウェアのポップアップ通知が映り込むということもありません。

Bandicamがゲームを認識していると[REC]ボタンを押せるようになるので、[REC]ボタンかF12キー(デフォルト設定の場合)をクリックしてキャプチャしましょう。

その後のキャプチャー操作や保存先フォルダについては最初に紹介した画面録画モードでのキャプチャーと同じです。

フレームレートを固定化する

Bandicamにはフレームレート固定化する機能が用意されています。強制的にフレームレートを落とすことでパソコンの負荷を下げられるため、フレームレート制限がかかっていないゲームのキャプチャーなどで役立ちます。

また、モニターのリフレッシュレート以下(30fpsなど)にすることもできるので、最終的に完成する動画が30fpsでプレイに支障がなければ意図的にフレームレートを大きく落とすことも可能です。

左メニューの「フレームレート」から[フレームレート制限]にチェックを入れる
やり方は簡単で左メニューの「フレームレート」から[フレームレート制限]にチェックを入れるだけです。
フレームレートの数値を編集する
チェックを入れると右側の数値を編集できるようになります。この数値が実際に制限される際の最大フレームレートになります。

キャプチャー前にフレームレート制限中の動作を確認しておきたい場合は[キャプチャー中のみ]のチェックを外しましょう。チェックを外すとキャプチャ中かどうか関わらず常にフレームレートが制限されて、PCの負荷が小さくなります。

キャプチャフォーマットを設定する

左メニュー「ビデオ」の[設定]をクリック
キャプチャフォーマットの設定は左メニュー「ビデオ」の[設定]から行います。
各種フォーマット設定
設定を開くと各種フォーマット設定が表示されます。

mp4形式に対応しているので、キャプチャーした動画を直接LINEやTwitterなどに投稿することも可能です。

特にキャプチャーした動画を編集する場合はmp4形式でキャプチャすることをお勧めします。Bandicamで生成される動画がavi形式だと読み込むことができない編集ソフト動画編集ソフト(Adobe Premiere Proなど)があり、キャプチャをやり直さなければならない可能性があります。

また、フレームレートモードを「VFR使用」にしている状態でキャプチャーした動画を編集ソフトで開くと大きな音ズレが発生することもあるので注意してください。

ビットレートを設定
フォーマット設定について、デフォルトではビットレートの設定項目はありませんが「コーデック」の右にある[...]をクリックし、「レートコントロール」を[CBR - ビットレート基準]にするとビットレートを設定できるようになります。
プリセット
フォーマットの設定についてよく分からない方はプリセットを使うのがおすすめです。

プリセットを使えばYouTube用など最適なフォーマット設定が自動的に行われます。下手にフォーマット設定をカスタマイズするよりも初めから用意されているプリセットを使った方がより理想的なクオリティでキャプチャしてくれるので、初めのうちはプリセットに頼るといいでしょう。

「コーデックの初期化に失敗しました」と表示された場合

「コーデックの初期化に失敗しました」と表示された場合は、Bandicam本体をインストールする際にBandicam関連ドライバーのインストールが失敗していた可能性、もしくは使用しているビデオカード(グラフィックボードのシステム)のドライバを更新する必要があります。

まずはBandicamを再インストールし、再インストールしても改善されない場合はビデオカードのドライバの更新を行ってください。やり方はGeForce・Radeonなどメーカーによって異なりますのでそれぞれ調べるようにしてください。


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