Teamsでマークダウンの記法でチャットしたい
ビジネスチャットツール・Microsoft Teamsで、メッセージの装飾を行いたいと思ったことはありませんか?短い文章のメッセージなら特に気にはなりませんが、長い文章のメッセージを送信する場合は読みやすさが気になり、メッセージを太字や斜線にする・番号や箇条書きでまとめる・コードブロックを挿入するといった装飾をしたいケースも少なくないと思います。
このようなケースの場合は、マークダウン記法を使用してみましょう。この記事では、Teamsでマークダウンの記法でチャットを入力する方法・または代用方法をご紹介しています。
Teamsでマークダウンの記法でチャットを入力する方法
マークダウンの記法
それでは、Teamsで使用可能なマークダウンの記法についてご紹介していきます。
- 太字(Bold):*(アスタリスク)で文字を挟む。「*テキスト*」
- 斜体(イタリック体):_(アンダーバー)で文字を挟む。「_テキスト_」
- 取り消し線(打ち消し線・横線):~(チルダ)で文字を挟む。「~テキスト~」
- 見出し:#(シャープ)を2個付けてから文字を入力する。「##テキスト」
- 箇条書き(番号なしのリスト):*(アスタリスク)の後に半角スペースを入れて文字を入力する。Enterキーで改行することで次の行も箇条書きになる。「* テキスト」
- 段落番号(番号ありのリスト):1のあとに.(ピリオド)を入力し、スペースを挟んで文字を入力する。Enterキーで改行することで次の行も段落番号を続けて入力できる。「1. 」
- リンク:テキスト名とURLを後述の記法で入力することでリンクを作成できる。「[テキスト](URL)」
- 引用ブロック:他のメンバーのメッセージを引用したい場合は、>のあとに引用する文章を貼り付ける。「>テキスト」
- コードブロック:プログラム・スクリプトのコードブロックを入力したい場合は`(バッククォート)でコードを挟む。「`プログラムコード`」
- 複数行に渡るコードブロック:プログラム・スクリプトの前の行と後ろの行に“`を挿入することで複数行に渡るコードブロックになる。
誤送信を防ぐには
マークダウンが動作しないことがある
上記のマークダウン記法を用いても、何故かマークダウンが入力できない状態になってしまうことがあります。Teamsでのマークダウンは正常に動作しない症状が発生することがあるようで、Microsoft Teamsのコミュニティにおいても修正してほしいなどの旨の要望が上がっているようです。
ある程度は書式モードで代用可能
- 太字(Ctrlキー+Bキー):文字を太字にする。
- 斜体(Ctrlキー+Iキー):文字を斜体にする。
- 下線(Ctrlキー+Uキー):文字に下線を引く。
- 取り消し線:文字に取り消し線を引く。
- テキストのハイライトカラー:文字の後ろに色を付ける。
- フォントの色:文字の色を変更する。
- フォントサイズ:文字の大きさを「大」・「中」・「小」の3つから選択できる。
- 段落:見出し1・見出し2・見出し3・段落を挿入する。
- すべての書式設定をクリア:書式設定を無効化する。
- インデントを減らす・増やす:文章の行頭の空白を減らす・もしくは増やす。
- 箇条書き:箇条書きを挿入する。Enterキーで行を切り替えてもそのまま箇条書きで入力できる。
- 番号付きリスト:段落番号を挿入する。Enterキーで行を切り替えてもそのまま段落番号が挿入される。
- 引用:メッセージを引用形式で入力できる。
- リンクを挿入:「表示するテキスト」にテキスト・「アドレス」にURLを入力して「挿入」ボタンをクリックするとリンクが挿入される。
- その他のオプション:コードスニペット・水平線を挿入・表を挿入といった機能が使用可能。