Teamsのライブキャプションとトランスクリプトとは?
ビジネスチャットツール・Microsoft Teamsには、ライブキャプションとトランスクリプトという機能が搭載されています。ライブキャプションとは、マイクで拾った音声を文字起こししてリアルタイムで字幕表示を行ってくれる機能です。これにより他のメンバーの話し声を聞き逃しても字幕で確認することが可能になるほか、聴覚に障害を抱えているメンバーへの強い補助機能となります。
トランスクリプトとは「公演・インタビューの記録」・「議事録」といった意味を持っています。2021年11月現在のTeamsでは「ライブキャプション」という名称に変わっています。ライブキャプションとトランスクリプトの意味は違いますが、Teams上における機能としては同じものだと思ってもらって大丈夫です。
Teamsでのライブキャプションの日本語対応は長らく行われてきませんでしたが、2021年9月1日より日本語の対応が行われました。早速、ライブキャプション(トランスクリプト)を使ってみましょう。この記事では、Teamsのライブキャプション(トランスクリプト)の使い方をご紹介していきます。
Teamsのライブキャプションとトランスクリプトの使い方
ライブキャプション(トランスクリプト)の使い方
それでは、Teamsのライブキャプション(トランスクリプト)の使い方を説明します。まずは会議を開始して、ウィンドウ上部の「…(その他の操作)」ボタンをクリックしましょう。
メニューが表示されるので、「ライブキャプションをオンにする」をクリックしましょう。
これでライブキャプション・トランスクリプトが有効になりウィンドウ下部にマイクで拾った音声が字幕として表示されるようになります。しかしデフォルトでは音声言語設定が英語になっており、正常に日本語が認識されません。画像では「あいうえお」と話しているのにも関わらず全く違う文章になっています。音声言語設定を変更する
ライブキャプションを正常に使うには言語設定を変更する必要があります。会議ウィンドウの右下に表示されている「…」をクリックして開き、「音声言語を変更しますか?」をクリックしましょう。
「ライブキャプションとトランスクリプトに使用する音声言語を設定」ウィンドウが表示されるので、音声言語のプルダウンメニューから「日本語(日本)」を選択して「確認」をクリックしましょう。これで音声言語設定が日本語へと切り替わります。
これで、マイクに入力された音声が日本語として文字起こしされるようになりますよ。注意点ですが、この文字起こしはチャットなどの履歴には残りません。議事録として残したいのであれば、レコーディング機能を併用することをおすすめします。