Windows10でスリープから勝手に復帰してしまう場合の対処法!

Windows10でスリープから勝手に復帰してしまう場合の対処法!

Windows10のパソコンをスリープさせたのに、何故かスリープから勝手に復帰してしまっていたという現象に遭遇したことはありませんか?この記事では、Windows10パソコンでスリープ状態から勝手に復帰してしまう場合の対処法を説明しています。


目次[非表示]

  1. Windows10でスリープから勝手に復帰してしまう
  2. Windows10でスリープから勝手に復帰してしまう場合の対処法

Windows10でスリープから勝手に復帰してしまう

Windows10のパソコンをスリープにしていたのに、気が付いたらスリープから勝手に復帰している…という現象に遭遇したことはないでしょうか。せっかくスリープ状態にしても勝手に復帰してしまったら意味がありませんよね。

スリープは、パソコンを使わないけど触る時にすぐに立ち上げたい場合や、節電・HDDやSSDへの負荷を抑える目的で機能します。

スリープは電源ボタンを押すだけですぐに復帰できるので非常に便利です。

しかし、上記に書いた通り勝手に復帰してしまうとスリープさせる意味がなくなってしまいます。休止状態でも解除されてしまうのが厄介ですね。

筆者が実際に遭遇した現象ですと、外出するからスリープにして節電したいと思ったら勝手に復帰してしまっていたようで無駄な電力を消費していたということがあったり、起床時にすぐパソコンを操作できるようにしたいからスリープにして就寝したものの、夜中に復帰してしまいパソコンの起動音で起こされてしまったということもありました。特に夜中に起こされた時はかなりストレスが溜まりました。

こういったトラブルが起きるため、スリープから勝手に復帰してしまう状態をなんとか解決したいと思っているユーザーは少なくないと思います。

そこでこの記事では、こういったWindows10のスリープが勝手に復帰してしまうトラブルの対処法をご紹介していきます。

Windows10でスリープから勝手に復帰してしまう場合の対処法

それでは、Windows10パソコンが勝手にスリープから復帰してしまう場合の対処法を説明します。

電源オプションの設定を変更する

パソコンの電源設定を行う「電源オプション」でスリープの設定を変更することができます。

デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「設定」をクリック
デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「設定」をクリックしましょう。
Windowsの設定が表示されるので、「システム」をクリック
Windowsの設定が表示されるので、「システム」をクリックしましょう。
左側メニューの「電源とスリープ」をクリック
設定画面が開くので、左側メニューの「電源とスリープ」をクリックしましょう。
電源とスリープの項目一覧から、関連設定の「電源の追加設定」をクリック
電源とスリープの項目一覧から、関連設定の「電源の追加設定」をクリックしましょう。
「電源プランの選択またはカスタマイズ」が表示
電源オプションウィンドウが開き、「電源プランの選択またはカスタマイズ」が表示されます。「お気に入りのプラン」で選択されているプランの右側に表示されている「プラン設定の変更」をクリックしましょう。
プラン設定の変更一覧が表示されたら「詳細な電源設定の変更」をクリック
プラン設定の変更一覧が表示されたら「詳細な電源設定の変更」をクリックしましょう。
「スリープ」→「スリープ解除タイマーの許可」の順に開き、設定を「無効」に変更したら「OK」をクリックして設定を保存
電源オプションの詳細設定が表示されるので、「スリープ」→「スリープ解除タイマーの許可」の順に開き、設定を「無効」に変更したら「OK」をクリックして設定を保存しましょう。

これで、他のアプリケーションによるスリープ解除を無効化し、アプリによるスリープ復帰を解除できます。

自動メンテナンスの設定を変更する

Windows Updateの「自動メンテナンス」は、たとえパソコンがスリープしていても自動でスリープを解除してアップデートを行います。

電源オプションの設定を変更していても自動メンテナンスの設定が有効だとスリープが解除されてしまうので、こちらの設定も変更しましょう。

デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して「コントロールパネル」をクリック
デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して「コントロールパネル」をクリックしましょう。
コントロールパネルが表示されたら、「システムとセキュリティ」をクリック
コントロールパネルが表示されたら、「システムとセキュリティ」をクリックしましょう。
システムとセキュリティ一覧が表示されるので、「セキュリティとメンテナンス」をクリック
システムとセキュリティ一覧が表示されるので、「セキュリティとメンテナンス」をクリックしましょう。
セキュリティとメンテナンス一覧が表示されるので、「メンテナンス」を展開して「自動メンテナンス」項目の「メンテナンス設定の変更」をクリック
セキュリティとメンテナンス一覧が表示されるので、「メンテナンス」を展開して「自動メンテナンス」項目の「メンテナンス設定の変更」をクリックしましょう。
「スケジュールされたメンテナンスによるコンピューターのスリープ解除を許可する」のチェックボックスをオフにして「OK」をクリック
「スケジュールされたメンテナンスによるコンピューターのスリープ解除を許可する」のチェックボックスをオフにして「OK」をクリックしましょう。これで、自動メンテナンスによるスリープの解除を無効化できます。

マウスによるスリープ解除を無効化する

スリープの解除は、パソコンの電源ボタンだけでなくキーボードやマウスからも行うことができます。

しかし、キーボードはともかくマウスは少し動いた程度でスリープを解除してしまうため、地震などで少し揺れただけでもスリープを解除してしまいます。この場合はマウスの設定を変更して解決しましょう。

デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して「コントロールパネル」をクリック
デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して「コントロールパネル」をクリックしましょう。
コントロールパネルが表示されたら、「ハードウェアとサウンド」をクリック
コントロールパネルが表示されたら、「ハードウェアとサウンド」をクリックしましょう。
ハードウェアとサウンドの一覧が表示されるので、「デバイスマネージャー」をクリック
ハードウェアとサウンドの一覧が表示されるので、「デバイスマネージャー」をクリックしましょう。
「マウスとそのほかのポインティングデバイス」からお使いのマウス名を右クリックして、メニューの「プロパティ」をクリック
デバイスマネージャーが開くので、「マウスとそのほかのポインティングデバイス」からお使いのマウス名を右クリックして、メニューの「プロパティ」をクリックしましょう。
マウスのプロパティが表示されたら、「電源の管理」タブから「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックボックスをオフにしてから「OK」をクリック
マウスのプロパティが表示されたら、「電源の管理」タブから「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックボックスをオフにしてから「OK」をクリックしましょう。これで、マウスが動いてもスリープから復帰することはなくなります。

また、デバイスマネージャーから見ることのできるマウス以外のUSB機器などにも「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」設定が適用されていることがあります。

マウス以外にも入力機器がある場合は、この設定にチェックが付いていないかどうか確かめてみましょう。

スリープから復帰してしまう原因をイベントビューアーで突き止める

上記で紹介してきた設定を行ってもPCのスリープが勝手に解除されてしまう場合は、イベントビューアーを用いて原因を特定してみましょう。

デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windows管理ツール」フォルダを展開して「イベントビューアー」をクリック
デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windows管理ツール」フォルダを展開して「イベントビューアー」をクリックしましょう。
イベントビューアーが開いたら、ウィンドウ右側メニューの「カスタムビューの作成」をクリック
イベントビューアーが開いたら、ウィンドウ右側メニューの「カスタムビューの作成」をクリックしましょう。
カスタムビューの作成ウィンドウが表示されるので、フィルタータブの上部に表示されている「ソースごと」のボタンをクリックしてオン
カスタムビューの作成ウィンドウが表示されるので、フィルタータブの上部に表示されている「ソースごと」のボタンをクリックしてオンにしましょう。続いて、イベントソースで「Power-Troubleshooter」を選択したら「OK」をクリックしましょう。
フィルターをカスタムビューに保存ウィンドウが表示されるので、分かりやすい名前を付けて「OK」をクリックしましょう。
ウィンドウ中央にスリープから復帰したイベント一覧が表示
早速、左側のフォルダツリーから作成したカスタムビューを見てみましょう。ウィンドウ中央にスリープから復帰したイベント一覧が表示されるので、日付と時刻から勝手に復帰した時のイベントを見てみましょう。

一覧の下部に表示されているイベントの詳細には「スリープ状態の解除元」が表示されています。名前の通り、スリープを解除した原因がここに表示されるわけですね。

スリープ状態の解除元がデバイスであればそのデバイスの「スケジュールされたメンテナンスによるコンピューターのスリープ解除を許可する」をオフに、サービスであれば停止、アプリケーションであればアプリケーションの設定を無効化しましょう。


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