バーチャライゼーション(VT)を有効にする方法を紹介!

バーチャライゼーション(VT)を有効にする方法を紹介!

近年のパソコンのCPUは、バーチャライゼーション(VT)という仮想化支援機能を備えているものがほとんどです。バーチャライゼーションが搭載されていれば、仮想化機能を使えますよ。この記事では、バーチャライゼーション(VT)を有効にする方法をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. バーチャライゼーション(VT)を有効にしたい
  2. バーチャライゼーション(VT)を有効にする方法

バーチャライゼーション(VT)を有効にしたい

Windowsのパソコンには、仮想化機能が搭載されています。仮想化機能とは、パソコン内で仮想のパソコンなどのデジタルデバイス及びOSを動作させることのできる機能です。

Intel製のCPUを使用しているのであれば「Intel VT-X」が・AMD製のCPUを搭載しているのであれば「AMD-V」というバーチャライゼーション・テクノロジー(Virtualization Technology・VT)を使用することが可能です。

お使いのパソコンでバーチャライゼーション(VT)が有効かどうか確認する方法は簡単です。デスクトップ画面下部に表示されているタスクバーの何もないところを右クリックしてメニューを開き、「タスクマネージャー」をクリックしましょう。

タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブの「CPU」をクリック
タスクマネージャーが起動したら、「パフォーマンス」タブを開き、左側メニューの「CPU」をクリックしてCPUの詳細情報を表示させます。グラフの下部にある項目一覧の「仮想化」をチェックすれば、バーチャライゼーション(VT)が「有効」なのか「無効」なのかどうか確認することができます。

他にも、コマンドプロンプトを起動して「systeminfo」とコマンドを入力してシステム情報を呼び出し「Hyper-Vの要件」が「はい」になっているかどうかで確認するなどの方法もあります。

さて、バーチャライゼーション(VT)が有効かどうか確認してみたところ無効だった場合、どうやってバーチャライゼーション(VT)を有効にするのか分からない方も少なくないと思います。なぜなら、コントロールパネルやWindowsの設定を見てもバーチャライゼーション(VT)の設定がないからです。バーチャライゼーション(VT)を有効にするには、特定の手順を踏む必要があります。この記事では、バーチャライゼーション(VT)を有効にする方法をご紹介していきます。

バーチャライゼーション(VT)を有効にする方法

それでは、バーチャライゼーション(VT)を有効にする方法をご紹介します。バーチャライゼーションを有効にする方法はOSごとに異なります。当記事ではWindows10でバーチャライゼーションを有効にする方法を説明します。

スタートメニューを開き、「設定」をクリック
まずはデスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「設定」をクリックしましょう。
「Windowsの設定」ウィンドウの「更新とセキュリティ」をクリック
「Windowsの設定」ウィンドウが表示されるので、「更新とセキュリティ」をクリックしましょう。
「回復」をクリック→「PCの起動をカスタマイズする」項目の「今すぐ再起動」ボタンをクリック
設定画面が表示されるので、左側メニューの「回復」をクリックして回復の項目一覧を開きます。「PCの起動をカスタマイズする」項目の「今すぐ再起動」ボタンをクリックしましょう。

すると「オプションの選択」画面が表示されるので、「トラブルシューティング」をクリックします。「詳細オプション」の項目一覧が表示されたら、「UEFIファームウェアの設定」をクリックしましょう。続いて「再起動」をクリックすることでパソコンの再起動が行われます。再起動後にスタートアップメニューが表示されるので、「BIOS Setup」でBIOSまたはUEFIを起動しましょう。

BIOSまたはUEFI画面が表示されたら、「System Configuration」項目一覧から「Virtualization Technology」を選択してEnterキーを押して「Enabled」を選択します。あとは「Exit」→「Exit Saving Changes」→「Yes」の順にEnterキーを押すことでWindows10の再起動を行いましょう。Windows10の再起動が完了すれば、バーチャライゼーション(VT)が有効になりますよ。


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