Windows10でスタートメニューや設定が開かない
Windows10で起こることのある不具合の中でも特に困ってしまうのが「スタートメニューや設定が開かない」不具合です。
この不具合が起きてしまうと、スタートボタンをクリックしてもスタートメニューが起動しないため、スタートメニューのすべてのアプリから開きたいアプリが開けない・設定画面を開きたいのに開けなくなってしまいます。
この記事では、このスタートメニューが表示されない・設定が開かないといった不具合の対処法をご紹介していきます。
Windows10でスタートメニューや設定が開かない場合の対処法
一時的にスタートメニューが開かない場合
Windows10のスタートメニューは「Microsoft Storeアプリ」として動作しています。
このため、Microsoft Storeアプリのアップデートが行われている最中にスタートメニューが開けなくなることがあります。
Microsoft Storeアプリのアップデートは基本的にバックグラウンドで行われるため不具合に見えてしまうかもしれませんが、1~2分ほど待ってみましょう。
注意点ですが、もしMicrosoft Storeアプリのアップデートが行われていることが原因でスタートメニューが開けない場合、電源ボタンを押して強制的に再起動を行うなどの行動を取るとアプリがクラッシュしてスタートメニューが一切開けなくなってしまう可能性があるため、強引な再起動は行わないようにしましょう。
IMEをMicrosoft IMEに戻してみる
GoogleIMEなど、デフォルト以外のIMEを使用している場合にも何故かスタートメニューが開けなくる不具合が発生することがあります。
この場合、IMEをデフォルトのMicrosoft IMEに戻してみましょう。
セキュリティソフトを一時停止してみる
セキュリティソフトがスタートメニューを誤検知してしまい開けなくなるといったことも稀にですが発生します。
この場合はセキュリティソフトを一時停止してスタートメニューが開けるかどうか試してみましょう。
自動ログイン設定を解除する
Windows10へのログイン時にパスワード入力を省略する「自動ログイン」を設定している場合に、スタートメニューが開けなくなることがあります。自動ログインを設定している場合は解除してみましょう。
コマンドプロンプトから修復する
コマンドプロンプトでシステムファイルチェッカーやDISMといった修復ツールを使うことで、システムを修復してスタートメニューを復活させることも可能です。
$ dism /online /cleanup-image /restorehealth
「ShellExperienceHost.exe」「Explorer.exe」を再起動してみる
エクスプローラー周りの機能のせいでスタートメニューに不具合が発生している場合は、「ShellExperienceHost.exe」「Explorer.exe」の2つの再起動を行うことで改善できる場合があります。
ドライバ・アプリを確かめてみる
Windows10に未対応のドライバをインストールしている・ドライバのアップデートが正しく行われなかったというドライバ周りの問題や、常駐アプリが問題でスタートメニューが表示されないという不具合もあります。
これで特定のドライバやアプリが原因だと判明したら、それらの修復やアンインストールを行うことで正常にスタートメニューが開けるようになります。
startmenu.diagcabを使う(現在使用不能)
Microsoftでは過去に「startmenu.diagcab」というスタートメニュー・設定の修復ツールを配布していましたが、現在ではこの修復ツールを用いて修復する問題はWindows Updateで修正したとのことで配布を終了しています。
下記リンクは「startmenu.diagcab」の配布先ですが、上記で説明した通り配布は終了されているため無効なリンクとなっています。