Windowsのmkdirで大量のフォルダを簡単に作成!今日の日付フォルダの作成もご紹介!

Windowsのmkdirで大量のフォルダを簡単に作成!今日の日付フォルダの作成もご紹介!

Windowsでは通常エクスプローラー上で右クリックでフォルダを新規作成しますが、コマンドプロンプトを開きmkdirじ実行することでも作成が出来ます。mkdirを使う事で大量のフォルダを一度で作成できたり、今日の日付フォルダを簡単に作成できます。


目次[非表示]

  1. Windowsのmkdirコマンドでフォルダ作成をする
  2. Windowsのmkdirコマンド
  3. Windowsのmkdirコマンドで大量のフォルダ作成をする方法
  4. 今日の日付のフォルダをmkdirで作成する方法

Windowsのmkdirコマンドでフォルダ作成をする

みなさんはWindowsでフォルダ作成をするときはエクスプローラーからフォルダ作成をしていましょうでしょうか?

エクスプローラーから右クリックでフォルダ作成
Windowsの基本の機能のエクスプローラーで右クリックのメニューから簡単に新規フォルダを作成することが可能です。
コマンドプロンプト
一方でWindowsのフォルダ作成はコマンドプロンプトを開きmkdirというコマンドからも行う事が出来ます。

コマンドプロンプトからmkdirを使うメリット

コマンドプロンプトを開きmkdirからフォルダを作るメリットとしては、

  • 複数フォルダを同時に作成
  • 大量のフォルダを作成
という点になります。自分でプログラムを組み、バッチ処理によって「今日の日付のフォルダを毎日作る」といった事が可能になります。

今回はWindowsのmkdirコマンドについてその使い方と、大量のフォルダをmkdirで作成する方法、自動で今日の日付のフォルダを作成する方法をご紹介します。

Windowsのmkdirコマンド

それではまずWindowsのmkdirコマンドの使い方をご紹介していきます。

まずはコマンドプロンプトを起動しましょう。

Windowsのスタートメニューの検索バーに「cmd」と入力
コマンドプロンプトはWindowsのスタートメニューの検索バーに「cmd」と入力します。

すると検索結果に「コマンドプロンプト」が表示されますので、クリックして起動しましょう。

その他コマンドプロンプトの開き方はいくつかあります。興味ある方は下記の記事を参考にしてみましょう。

Windows10のコマンドプロンプトの起動方法を解説!管理者権限/ショートカットキー

Windows10のコマンドプロンプトの起動方法を解説します。コマンドプロンプトの起動方法はいくつかあり、それぞれについてやり方を紹介します。また管理者権限での起動方法もあわせて解説します。コマンドプロンプトは一瞬で起動できるようにしましょう。

Thumb

mkdirコマンドの基本

mkdir実行例
mkdirの基本的な使い方は「mkdir フォルダ名」です。

mkdirと打った後に半角スペースをあけ、フォルダ名を指定します。これで指定したフォルダ名でフォルダが作成されます。

mkdirを実行したあとは、エラーの場合にはエラーメッセージが表示されますが、成功した場合は何もメッセージは表示されませんのでご注意下さい。

絶対パスと相対パス

mkdirの基本的な使い方は「mkdir フォルダ名」と述べましたが、正確には絶対パスと相対パスを指定することが出来ます。

絶対パス

絶対パスとはWindowsであればCドライブを起点としてフォルダは階層構造となっていますが、Cドライブを表す「C:」から作成するフォルダでのパス(階層構造を辿る道筋)をすべて記述する書き方です。

[絶対パス例]
例えばPicturesフォルダの中の、Screenshotsフォルダの中の、sampleという名前のフォルダを指定するには下記のように記述します。

C:¥Users¥suzuki¥Pictures¥Screenshots¥sample

絶対パスの図
上記はCドライブの中のUsersというフォルダの中の、Picturesというフォルダの中の、Screenshotsというフォルダの中のsampleというフォルダのパスとなります。

つまり「¥」は「フォルダの中の」という意味合いになります。

相対パス

一方で相対パスは何かと言いますと、特定のフォルダから見た相対的な位置情報を表す書き方です。

相対パスの例
例えば現在いるフォルダの中のsampleフォルダの中のsample2フォルダを指定する場合は下記のように記述します。

[相対パス例1]
sample2
または
.¥sample2

となります。「.」は現在の起点となっているフォルダを表します。「.」を省略すると現在いるフォルダを起点とします。

相対パス: 親フォルダから別フォルダの指定
また現在のフォルダの親のフォルダの中のsample3というフォルダを指定する場合は相対パスは下記のようになります。

[相対パス例2]
..¥sample3

となります。「..」は親フォルダを表します。

改めてmkdirの構文

絶対パスと相対パスを説明してきましたが、改めてmkdirの構文を解説します。

mkdirの基本的な使い方は

mkdir 作成するフォルダの絶対パス
または
mkdir 作成するフォルダの相対パス

となります。

Windowsのmkdirコマンドのオプション

Linuxにもmkdirコマンドがあり、そちらには様々なオプションがありますが、Windowsのコマンドプロンプトから使えるmkdirコマンドにはそのようなオプションがついていません。

しかしフォルダを作成できるという本質はかわりませんので、ぜひmkdirコマンドを有効利用しましょう。

Windowsのmkdirコマンドで大量のフォルダ作成をする方法

それでは実践的なmkdirの使い方として最初は大量のフォルダを一気に作成する方法をご紹介します。

フォルダ名の一覧の作成

大量にフォルダを作成したい対象のフォルダの中で、フォルダ名の一覧ファイルを作成します。

メモ帳で作成したいフォルダ名の一覧を改行を入れて、大量に用意
メモ帳を開き、作成したいフォルダ名の一覧を改行を入れて、大量に用意しましょう。最後にファイル名を「names.txt」として保存します。

バッチファイル作成

次にフォルダ名の一覧のファイルを認識し、mkdirコマンドで一括でフォルダ作成するバッチファイルを用意します。

こちらも作成する場所は先程のファイル名の一覧ファイルと同じ場所です。

mkdir.datというファイルを作成し、メモ帳で開き下記のプログラムをコピペしましょう。

@echo off
pushd %~dp0
for /f %%i in (names.txt) do mkdir %%i
exit
フォルダ名一覧とバッチファイル
最終的にこのようにフォルダ名一覧のファイルとバッチファイルが同じフォルダに格納されていればOKです。

バッチの実行

ではバッチファイルをエクスプローラーからダブルクリックして実行してみましょう。

フォルダが大量に作成
上手く行けばフォルダ名の一覧ファイルに書かれているフォルダ名で、フォルダが大量に作成されているはずです。

もしも上手くいかない方は

  • バッチファイルの中身は合っているか
  • バッチファイルの拡張子は「.bat」になっているか
確認しましょう。

今日の日付のフォルダをmkdirで作成する方法

コマンドプロンプト上で、今日の日付のフォルダを作成する簡単な方法があります。コマンドプロンプト上で%DATE%で今日の日付が取れますが、mkdirコマンドを含めた処理を、バッチファイルにすると便利です。

以下をコピペして「mkdir_today.bat」を作成しましょう。

Set TODAY=%DATE:~0,4%%DATE:~5,2%%DATE:~8,2%
mkdir %TODAY%
フォルダ名が日付のYYYYMMDDの形式のフォルダが作成
作成したmkdir_today.batを実行しましょう。するとフォルダ名が日付のYYYYMMDDの形式のフォルダが作成されます。

もちろん明日には明日の日付のフォルダ名が作成されます。

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