Wordで脚注(注釈)を挿入・削除・位置を変える方法などをご紹介!

Wordで脚注(注釈)を挿入・削除・位置を変える方法などをご紹介!

Wordのレポートなどの長い文書で語句の意味など説明を加えたい時に、ページの最後に脚注を挿入すると分かりやすいだけでなく文章全体もまとまりのある読みやすいものに作成できます。この記事では、Wordで脚注を挿入し、削除したり位置を変える方法などをご紹介します。


目次[非表示]

  1. Wordで脚注(注釈)を挿入する方法
  2. Wordの脚注(注釈)を削除する方法
  3. Wordの脚注の番号を変更する方法
  4. Wordの脚注の位置を変更する方法
  5. Wordの脚注を括弧つきに変更する方法
  6. Wordの脚注の境界線を削除・変更する方法

Wordで脚注(注釈)を挿入する方法

脚注
Wordの論文やレポートなどの長い文書でページの最後に脚注を挿入する方法をご紹介します。

脚注があると、脚注のない文書の場合で()の中に説明を書くよりも、整えられた読みやすい文書を作成できます。

そして、確認したい箇所だけを脚注で見ることが出来るためとても便利です。今回の記事では脚注の入れ方をご紹介した後、脚注と文末脚注の違いについてもご説明します。

脚注(注釈)を挿入する方法

脚注を挿入する箇所にカーソルを合わせます
脚注を挿入する箇所にカーソルを合わせます。
参考資料タブの「脚注の挿入」をクリック
参考資料タブの「脚注の挿入」をクリックします。
文末に小さな数字が表示され、ページの最後にその番号に続いて説明文を入力
1つめの脚注が挿入されました。

文末に小さな数字が表示され、ページの最後にその番号に続いて説明文を入力できます。
箇所に脚注を同じく挿入すると、自動で番号順に脚注が追加
次の箇所に脚注を同じく挿入すると、自動で番号順に脚注が追加されます。

「脚注」と「文末脚注」の違い

次は、文末脚注の入れ方です。

普通の脚注と同じように、脚注を挿入したい箇所をクリックしておきます。

参考資料タブの「文末脚注」をクリックします。
参考資料タブの「文末脚注」をクリックします。

文末脚注が挿入されました。

ちなみに文末脚注と通常の脚注には違いがあります。

文末脚注は、文書全体の最後にすべてのページの分が挿入されますが、通常の脚注は脚注を設定したページごとに最後にまとめられています。

それぞれ、文末脚注ごと、通常の脚注ごとに順番に数字が追加されていきます。図で見ていきましょう。

文末脚注
文末脚注が挿入されています。
通常の脚注
通常の脚注はこのようにページごとに脚注が挿入されます。

文末脚注と通常の脚注は、使い分けると長文の文書では大変便利で、読みやすい資料となります。

すぐに説明が必要な場合は脚注を、詳細な情報を補足する場合には文末脚注を挿入するだけで、長文の資料でも分かりやすくできます。

Wordの脚注(注釈)を削除する方法

Wordでは脚注は必要がなくなった場合には、削除を簡単にできます。

脚注の番号の前をクリックし、「Delete」キーを2回押す
脚注の番号の前をクリックし、「Delete」キーを2回押します。
1度目で脚注が選択されて、2度目で消せます。

1つ脚注を削除すると、次の脚注がその番号になるので、脚注1を削除すると脚注2が1へと更新されます。途中の脚注を削除しても同様です。

残っている脚注は、すべて順番通りになるので安心できます。

Wordの脚注の番号を変更する方法

Wordeでえは脚注の番号をアルファベッドなどの書式に変更できます。
abc、ⅠⅡⅢ…や漢数字などから選べます。

参考資料タブの脚注にある右下矢印をクリック
参考資料タブの脚注にある右下矢印をクリックします。
番号書式の▼で脚注の書式の種類を選んだら、挿入を押す
脚注と文末脚注のダイアログボックスが開かれます。

番号書式の▼で脚注の書式の種類を選んだら、挿入を押しましょう。
脚注の数字をアルファベットに変更
脚注の数字をアルファベットに変更できました。
好きな記号を直接入力して脚注に設定
任意の脚注記号では、好きな記号を直接入力して脚注に設定できます。
「記号」をクリック
「記号」をクリックすると、記号と特殊文字の一覧から選べます。
クリックしてOKを押しましょう。

Wordの脚注の位置を変更する方法

Wordの脚注の位置は、文末脚注から脚注へ変更するだけではなく、文中に変更させることもできます。

「文末脚注に変換」または「脚注に変換」を押す
脚注をクリックし、さらに右クリックします。

「文末脚注に変換」または「脚注に変換」を押して、相互に変換できます。

文末脚注を文書内に移動させることもできます。

そのためには、先に脚注を挿入させたい箇所をセクション区切りにして、レファレンスを作成します。レファレンスを作成すると、脚注をリンクさせて任意の場所に挿入でき、脚注にカーソルを合わせるだけで補足文を表示させることもできます。

「脚注と文末脚注のオプション」を選ぶ
ページ最後に挿入された脚注をクリックし、さらに右クリックします。

「脚注と文末脚注のオプション」を選びます。
「文末脚注」で「セクションの最後」を選ぶ
「文末脚注」で「セクションの最後」を選びます。
セクションの後に脚注が移動
セクションの後に脚注が移動しました。

Wordの脚注を括弧つきに変更する方法

ホームタブにある「置換」をクリック
ホームタブにある「置換」をクリックします。
検索と置換のダイアログボックスで、「あいまい検索」のチェックを外す
検索と置換のダイアログボックスで、「あいまい検索」のチェックを外します。
「脚注記号」または「文末脚注記号」を選択
「特殊文字」をクリックし、挿入されている脚注を選びます。

「脚注記号」または「文末脚注記号」を選択します。

検索する文字列に、脚注の「^f」または文末脚注の「^e」が入力されます。
その後、置換後の文字列をクリックします。

「特殊文字」をクリックし、「検索する文字列」を押す
「特殊文字」をクリックし、「検索する文字列」を押します。

置換後の文字列に「&」の記号が付け加えられて表示されるので、()などの記号を入力します。
その後、「すべて置換」で変更されます。

脚注に(括弧)がつけられる
脚注に(括弧)がつけられました。

Wordの脚注の境界線を削除・変更する方法

表示タブにある「下書き」を押して下書きモード
表示タブにある「下書き」を押して下書きモードにします。

参考資料タブにある「注の表示」をクリックし、▼を押して「脚注の境界線」を選びます。

境界線を選択し、「Delete」を押して消す
境界線を選択し、「Delete」を押して消します。

これで境界線は消えます。

違う種類の…などにしたい場合は、入力してから下書きモードを「印刷レイアウト」に戻します。


関連記事