Chromeで表示される「保護された通信」の意味とは?

Chromeで表示される「保護された通信」の意味とは?

Chromeのアドレスバーに「保護された通信」や「この接続は保護されています」という緑色の文字が表示され、これはなんだろうと思った方も多いかと思います。このメッセージの意味についてご紹介していきます。


目次[非表示]

  1. Chromeで表示される「保護された通信」とは?
  2. 保護されていない通信のデメリット
  3. 「このサイトへの接続は保護されていません」は解除できる?
  4. まとめ

Chromeで表示される「保護された通信」とは?

Chromeを使っている時、アドレスバーの横に鍵のアイコンまたは「保護された通信」という文字を見たことはありませんか?

「この接続は保護されています」というメッセージ
Chromeのアドレスバーの鍵アイコンをクリックしてみると「この接続は保護されています」というメッセージが表示されます。

鍵アイコンまたは「保護された通信」とアドレスバーの横に表示されているサイトは、SSL通信が行われているサイトです。

SSL通信とは?

SSLはSecure Sockets Layerの略です。SSL通信はインターネット上の通信を暗号化してくれます。

ユーザーのブラウザとサーバーで通信する時、SSL通信なら暗号化され、第三者に情報が洩れる心配がありません。

最近ではサイトに入力したクレジットカードの情報や住所、パスワードなどが第三者に狙われているケースが多々あります。鍵マークまたは「保護された通信」という表示があれば安心できるポイントの1つになります。

保護されていない通信のデメリット

保護されていない通信のデメリットは、個人情報が第三者にバレるということです。個人情報がバレることで、詐欺や乗っ取りなどの事件に巻き込まれる可能性があります。

また、ブログなどサイト運営者側にもデメリットがあります。

ブログの様に情報発信しているだけのサイトは、実際には保護されていない通信でも特に問題はないのですが、一部のユーザーの中には「保護されていません」とい文字に過剰に反応してしまい、このサイトは危ない・・・と勘違いするユーザーもいます。

「このサイトへの接続は保護されていません」は解除できる?

「このサイトへの接続は保護されていません」という表示を解除したい、消すことはできないの?と思うユーザーもいらっしゃると思います。そこでサイトを見る側とサイト管理者に分けて解説します。

サイトを見る側

アドレスバーを確認
まずアドレスバーを確認します。「https://」といい表記がない場合は「https://」を入力してください。これで「このサイトへの接続は保護されていません」という表示を解除できます。

しかし「https://」と入力しても解除にならないサイトはあります。サイトのSSLが有効になってないのが原因です。どうしても気になる方はサイト運営に連絡し、運営が動いてくれるのを待っていてください。

またhttps非対応のサイトで個人情報を入力するのは危険ですので、サイトの安全性をまず確認した方がいいです。

サイト運営側

サイト運営側はSSLの導入をしてください。

SSL導入後も「http://」でアクセスするユーザーもいらっしゃるので「https://」に自動で切り替わるようにリダイレクト設定をして下さい。

最近では無料でSSLを設置できるLet's Encryptも登場していますので、コスト面で言うと0で導入できます。

まとめ

Chromeで表示される「保護された通信」について解説しました。今までこの文字、このアイコン何?と思っていた方もいらっしゃると思います。

インターネットで個人情報のやり取りをする機会も増えてきました。「保護された通信」の様にセキュリティ強化されていると安心してインターネットが楽しめます。


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