SDカードのファイルやデータが削除できない
SDカード内に保存したファイル・各種データをパソコンで削除しようとしたら、何故か削除できなくなってしまったことはありませんか?ファイルを右クリックして右クリックメニューに「削除」項目が無かったり、エクスプローラーの削除ボタンが動作しない・Deleteキーを押しても反応しないといった状態になり、削除操作が一切できないと困ってしまいますよね。
この記事では、SDカードのファイルやデータが削除できない原因と対処法についてご紹介していきます。
SDカードのファイルやデータが削除できない原因と対処法は?
SDカードのロックスイッチが有効になっている場合
SDカードには、左側の側面にロックスイッチというセーフティー機能が用意されています。このロックスイッチが有効になっている(LOCK側にスイッチが入っている)とファイルへの操作が行えなくなってしまうので、有効になっている場合はスイッチをLOCKからアンロック状態へと戻しましょう。
Windowsの自動再生設定を変更してみる
Windows10では、デバイスを接続すると自動再生機能で設定された行動を行います。この自動再生機能の設定がおかしくなっている場合は、一度自動再生設定を変更してみることで解決できる可能性があります。
コマンドプロンプトからSDカードの読み取り専用属性を削除してみる
SDカードが読み取り専用属性になってしまっているために、書き込みが行えなくなってしまっているというケースもあります。この場合はコマンドプロンプトからSDカードの読み取り専用属性を解除してみましょう。
コマンドプロンプトが起動したら、「Diskpart」コマンドを入力してEnterキーを押します。次に、「list disk」・「select disk n(nはSDカードのディスクの番号)」・「attributes disk clear readonly」のコマンドを順番に入力しましょう。「ディスクの属性が正しく消去されました。」と表示されれば、SDカードの読み取り専用属性が削除されて書き込みが行えるようになりますよ。
コマンドプロンプトからSDカードの破損チェックを行ってみる
コマンドプロンプトでチェックディスクを行うことのできるコマンド「chkdsk」では、SDカードの破損チェック・修復を行うこともできます。コマンドプロンプトを管理者権限で起動したら、「chkdsk e: /f」とコマンドを入力してEnterキーを押すことでチェックディスクが行われ、もしファイルシステムが破損している場合は修復が行われますよ。
もし「ボリュームが汚れているため、操作を完了できませんでした」というメッセージが表示されてしまう場合は、「chkdsk e: /f/r/x」とコマンドを入力してEnterキーを押し、書き込み保護とダーティービットを削除しましょう。
外付けのSDカードリーダーを使用している場合
USB接続などの外付けのSDカードリーダーを使用している場合は、普段使用しているUSBポート以外のUSBポートに接続してファイル操作できるかどうか確認してみましょう。別のポートで他の機器は動作するのに外付けのSDカードリーダーが反応しないという場合は故障の可能性もあるので、別のSDカードリーダーの購入も考えてみましょう。
SDカードをフォーマットしてみる
デジカメなど別の機器でSDカードを利用している場合は、その機器でSDカードのフォーマットを試してみましょう。ただし、フォーマットするということはSDカードに保存されたファイルやデータを全部削除してしまうということなので、十分注意して行いましょう。