Wordの文章中に表示される赤や青の破線
Microsoft Wordで文章を作成していると、文章内に赤い破線や青線が表示されて一体何なのか気になるということもあるかと思います。これらの破線はファイルの印刷時には表示されませんが、編集中は表示されたままとなっています。
例えば赤の破線は、文章内における単語の入力ミス(誤字・脱字・スペルミス)の可能性のある単語に対して表示されます。画像の例だと「わずらっている」を「わずらっる」と脱字を起こしてしまっているため、赤の破線が警告のように表示されているわけですね。他にも青色で表示される二重線は「表記の揺れ・文法間違い・ら抜き言葉」に該当している場合に表示されます。例えば「気づかい」を「気ずかい」のように入力してしまうと、綴りが間違っているとWordが判断するため青色で二重線が引かれてしまいます。このように、赤色の破線と青色の二重線は文章内で間違っている可能性のある単語などに対して引かれます。
Wordの文章中に表示される赤や青の破線を消す方法
それでは、Wordの文章中に表示される赤や青の破線を消す方法を説明していきます。まずはウィンドウ左上の「ファイル」タブをクリックしましょう。
バックステージビューが表示されます。左側メニューの最下段にある「オプション」をクリックしましょう。
「Wordのオプション」ダイアログボックスが表示されるので、左側メニューの「文章校正」をクリックしましょう。
右ペインに表示される文章校正項目一覧の「Wordのスペルチェックと文章校正」項目から、「入力時にスペルチェックを行う」・「自動文章校正」・「よく間違う単語」・「文章校正とスペルチェックを一緒に行う」のチェックボックスをクリックしてオフにしてからウィンドウ右下の「OK」をクリックしましょう。これで、波線・二重線を表示させないようにすることができます。特定の文書ファイルだけ破線を表示させないように設定する場合は、「例外」項目のプルダウンメニューから対象の文書ファイルを指定して「この文書のみ、結果を表す波線を表示しない」・「この文書のみ、文章校正の結果を表示しない」のチェックボックスを有効にしてから「OK」をクリックして設定を保存しましょう。これで、選択した文書ファイルのみ赤い破線や青線などが非表示になりますよ。
また、上記の設定は無効化したくないけど表現を固定したかったり自分で作成した造語に対して線が引かれてしまう場合もありますよね。この場合は対象の単語を右クリックして「無視」をクリックすることで線を消すことができますよ。