スプレッドシートの「絶対参照」と「相対参照」の違いや使い方、ショートカットを解説!

スプレッドシートの「絶対参照」と「相対参照」の違いや使い方、ショートカットを解説!

Googleスプレッドシートでは、セルの参照が使えます。さらに参照には「絶対参照」と「相対参照」があります。この2つの参照を理解することでより便利になります。スプレッドシートの「絶対参照」と「相対参照」の違いや使い方・ショートカットをご紹介します。


目次[非表示]

  1. スプレッドシートの「絶対参照」と「相対参照」とは?
  2. スプレッドシートの「絶対参照」と「相対参照」を切り替える方法

スプレッドシートの「絶対参照」と「相対参照」とは?

Googleスプレッドシートには、セルの行と列を指定してそのデータを表示する「参照」という機能があります。

さらに、その「参照」には「絶対参照」と「相対参照」があります。

相対参照とは

相対参照とは、コピーすると参照先と参照元の位置関係に応じて参照される内容が自動的に変化する参照のことです。

相対参照では、例えば「=A1」と関数を記載し、下にドラッグしてコピーしていくと「=A2」「=A3」と変化していきます。

セルに「=A1」と指定すると、その箇所のセルのデータを表示
セルに「=A1」と指定すると、その箇所のセルのデータを表示します。
表示されているデータが変化
相対参照を記載したセルを下にドラッグします。すると表示されているデータが変化しています。
「=A6」というように参照先の指定が変更
ドラッグしてコピーしたセルの値を確認すると、「=A6」というように参照先の指定が変更されています。

例えば「=A1」左にドラッグすると、「=B1」「=C1」と変化していきます。

絶対参照とは

相対参照に対して、絶対参照とはどのセルにコピーしても参照先が変化することはありません

参照先に「$」を指定することで、絶対参照として指定できます。絶対参照では、例えば「=$A$1」と指定し下にコピーしていっても「=$A$1」と値が変化しません。

セルに「=$A$1」と記載すると、指定先のデータが表示
セルに「=$A$1」と記載すると、指定先のデータが表示されます。

参照先のデータが表示される点に関しては相対参照と同様です。

絶対参照を記載したセルを下にドラッグします。
表示されているデータは同じです。

「=$A$1」と変化していません
コピーしたセルの値をみると、「=$A$1」と変化していません

絶対参照は「$」を指定した部分のみに適用されます。

例えば、「=$A1」と指定して、下にコピーしていくと「=$A2」「=$A3」となります。
「$」を指定していない箇所は相対参照となり値は変化します。

スプレッドシートの「絶対参照」と「相対参照」を切り替える方法

参照先を指定する関数をセルに記載して、「$」をつけなければ「相対参照」に「$」をつければ「絶対参照」になります。この「$」の設定の切り替えをショートカットで行うこともできます。

切り替えるショートカットは、Windowsでは「F4」キーを押すことで、Macでは「fn」キー+「F4」キーを押すことで行えます。

相対参照で記載
まずは相対参照で記載します。
絶対参照「$」が列と行の2箇所に付きます
「F4」キーをクリックすることで、絶対参照「$」が列と行の2箇所に付きます。

さらにもう一回「F4」キーをクリックすると、アルファベット側(列)の「$」が消えます。

もう一回「F4」キーをクリックすると、今度は数字側(行)の「$」が消えます
さらにもう一回「F4」キーをクリックすると、今度は数字側(行)の「$」が消えます。

さらにもう一度「F4」キーをクリックすることで、列と行の両方から「$」が消えて最初の相対参照の状態に戻ります。


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