スプレッドシートの「絶対参照」と「相対参照」とは?
Googleスプレッドシートには、セルの行と列を指定してそのデータを表示する「参照」という機能があります。
さらに、その「参照」には「絶対参照」と「相対参照」があります。
相対参照とは
相対参照とは、コピーすると参照先と参照元の位置関係に応じて参照される内容が自動的に変化する参照のことです。
相対参照では、例えば「=A1」と関数を記載し、下にドラッグしてコピーしていくと「=A2」「=A3」と変化していきます。
例えば「=A1」左にドラッグすると、「=B1」「=C1」と変化していきます。
絶対参照とは
相対参照に対して、絶対参照とはどのセルにコピーしても参照先が変化することはありません。
参照先に「$」を指定することで、絶対参照として指定できます。絶対参照では、例えば「=$A$1」と指定し下にコピーしていっても「=$A$1」と値が変化しません。
絶対参照を記載したセルを下にドラッグします。
表示されているデータは同じです。
絶対参照は「$」を指定した部分のみに適用されます。
例えば、「=$A1」と指定して、下にコピーしていくと「=$A2」「=$A3」となります。
「$」を指定していない箇所は相対参照となり値は変化します。
スプレッドシートの「絶対参照」と「相対参照」を切り替える方法
参照先を指定する関数をセルに記載して、「$」をつけなければ「相対参照」に「$」をつければ「絶対参照」になります。この「$」の設定の切り替えをショートカットで行うこともできます。
切り替えるショートカットは、Windowsでは「F4」キーを押すことで、Macでは「fn」キー+「F4」キーを押すことで行えます。
さらにもう一回「F4」キーをクリックすると、アルファベット側(列)の「$」が消えます。
さらにもう一度「F4」キーをクリックすることで、列と行の両方から「$」が消えて最初の相対参照の状態に戻ります。