パソコンを使っていて、不調を感じてOSの再インストールを行う場合や新しいOSに入れ替えたいと思った時に色々と面倒なのがドライバの入れ直しです。
ドライバ一つ一つをCDからインストールする・インターネットからダウンロードを行うという手間がかかる上に、インターネットに接続できない環境で入れ直すケースがあったり、ドライバの配布が終了してしまっているといったケースに遭遇することもあります。
ですので、日ごろからドライバをバックアップしておくのは重要だと言えるでしょう。ドライバのバックアップは面倒だと思っているユーザーが多いかもしれませんが、フリーソフト「Double Driver」で簡単にバックアップを取ることができますよ。
Double Driverとは?
Double Driverは、お使いのパソコンにインストールされているドライバを一括でバックアップすることが可能なほか、復元も一括で行うことができます。バックアップしたデータは好きな場所に保存できるので、外付けHDDやUSBメモリなどに移動しておくことも可能ですよ。Double Driverのインストール
早速、Double Driverのダウンロード・導入を行ってみましょう。
Double Driverは、下記リンク先の「窓の杜」ダウンロードページよりダウンロードすることができますよ。「窓の杜からダウンロード」ボタンをクリックしてダウンロードしましょう。
ダウンロードした「double_driver_4.1.0_portable.zip」を解凍したら、フォルダ内の「dd.exe」をクリックすることでDouble Driverを起動することができます。インストーラー形式ではないため、すぐに操作することができますよ。日本語化はできる?
Double Driverは海外製のフリーソフトで、英語表記となっています。日本語化したいと思うユーザーの方もいらっしゃるかもしれませんが、2019年8月の時点で日本語化パッチは見当たりませんでした。(過去にはあったみたいですが、リンクが切れてしまっていました)しかし、Double Driverのコマンド表記は単純で、そこまで英語が詳しくない人でも操作しやすいのでご安心ください。
Double Driverの使い方【バックアップ】
それでは、Double Driverの使い方を説明します。
まずはドライバのバックアップ方法を説明します。ウィンドウ上部に表示されているメニューの中から「Backup」をクリックしましょう。
バックアップ画面に移動するので、ウィンドウ左下の「Scan Current Systems」をクリックしましょう。
インストールされているドライバがリストアップされます。デフォルトでは重要なドライバだけチェックボックスがオンになっていますが、必要なドライバはクリックしてチェックボックスをオンにして選択状態にしておきましょう。ドライバの選択が終わったら「Backup Now」をクリックしましょう。
「Destination」では保存先の指定、「Output」では保存形式を選択できます。
Structured folderはフォルダごとにバックアップをまとめる・Compressed (zipped) folderはzipファイルへの圧縮を行い・Single file self extractはドライバのファイルごとにまとめることができます。「OK」をクリックするとバックアップが作成されますよ。Double Driverの使い方【復元】
ドライバの復元の仕方を説明します。ウィンドウ上部に表示されているメニューの中から「Restore」をクリックしましょう。※管理者権限で実行していない場合は警告が表示されるので、「OK」をクリックしましょう。管理者権限状態で再起動します。
ウィンドウ左下に表示されている「Locate Backup」をクリックします。
バックアップフォルダの選択画面が表示されます。フォルダがデフォルトの場所のままであれば「Default location」・zipフォルダから読み込む場合は「Compressed (zipped) backup folder」・別の場所のフォルダを読み込む場合は「Other location」をクリックして選択しましょう。フォルダを選択したら「OK」をクリックするとバックアップが読み込まれます。
読み込まれたバックアップ一覧から、適用したいドライバのチェックボックスをオンにして選択したら「Restore Now」をクリックしましょう。ドライバのインストーラーが起動してドライバがインストールされますよ。まとめ
【Double Driver】ドライバーをお手軽バックアップ&復元可能!使い方を紹介、いかがでしたでしょうか。
OSの再インストールなどで必要になってくるドライバのバックアップですが、Double Driverを使えば簡単にバックアップを取ることも復元することもできますよ。記事内で導入から使い方までご紹介していますので、ぜひ試してみてくださいね。