OneDriveが同期保留中の状態となり同期が終わらない
Windows10には、Microsoftのクラウドストレージサービスである「OneDrive」と接続を行うことのできるアプリがデフォルトでインストールされており、パソコンとOneDrive間でファイルの共有を行うことができます。
便利なOneDriveアプリですが、稀に「同期保留中」のまま同期が終わらない状態になってしまうことがあります。
同期保留中とは、名前の通り同期を保留している状態です。なぜ同期ができなくなるのかの原因は複数考えられるのですが、この状態になってしまうとOneDriveのフォルダにファイルを入れてもアップロードできない、なぜかアクセスが遅い、またOneDriveからファイルをダウンロードしようとしてもダウンロードが終わらない・または失敗してしまうといったエラーが発生してしまいます。
今回は、OneDriveが同期保留中の状態となってしまい同期が終わらない場合の対処法をご紹介していきます。
OneDriveが同期保留中の状態となり同期が終わらない場合の対処法
それでは、OneDriveが同期保留中の状態となり同期が終わらない・ファイルがアップロードできない・ファイルを更新できないといった症状が出た場合の対処法を説明します。
OneDriveアプリが起動しているか確かめる
パソコンのストレージの空き容量を確認してみる
パソコンのHDDやSSDの空き容量が足りないと、OneDriveにアップロードしてあるファイルをダウンロードすることができずファイル情報を更新できない状態になってしまいます。空き容量がちゃんとあるかどうか確かめておきましょう。
OneDriveのアカウントを確認する
OneDriveにログインしているMicrosoftアカウントが違う場合は同期が行えずファイル情報を更新できない状態になってしまいます。OneDriveにログインしているアカウントを確かめてみましょう。
無料版のOneDriveを使用している場合、アカウントのストレージ容量は5GBとなっています。それ以上の容量のファイルをアップロードしようとしても当然エラーが発生して失敗してしまうので注意しましょう。
Microsoft365サービスの状態を確かめる
Microsoft365のサービスの状態を確認するには、下記リンク先のサービス正常性確認ページにアクセスしてみましょう。
Officeファイルの同期を解除する
Officeファイルの同期機能によってエラーが発生して、同期が正常に行えないケースがあります。この場合は、一度Officeファイルの同期を解除してみましょう。
OneDriveとのリンクを解除する
他の対処法を行ってもOneDriveが同期保留中のままの場合は、OneDriveとのリンクを一度解除してみましょう。
アカウントとのリンクを解除すると、ダウンロードしたファイルはそのまま残りますがOneDriveアプリの設定は初期化されます。リンクを解除したらWindowsを再起動して、再度アカウント設定を行って同期してみましょう。
OneDriveをリセットする
アカウントとのリンクを一旦解除しても同期保留中が解除されない場合は、OneDriveをリセットしてみましょう。
全てのファイルの同期処理が行われるため操作完了するのが遅いので、上記コマンドは時間に余裕のある時に実行しましょう。処理が完了すると、再びOneDriveアプリが起動します。
OneDriveの再インストールを行う
OneDriveのリセットを行っても同期が正常に行われない場合は、OneDriveアプリの再インストールを行いましょう。
「このアプリとその関連情報がアンインストールされます。」と表示されるので、再度「アンインストール」をクリックすることでOneDriveアプリがアンインストールされます。もしアンインストール前にユーザーアカウント制御画面が表示されたら「はい」をクリックしましょう。
アンインストールが完了したら、下記リンクからOneDriveのページに移動してOneDriveアプリのインストーラーをダウンロードします。
インストーラーのダウンロードが完了したら、再度OneDriveアプリをインストールしてアカウントを登録してみてください。