USBケーブルの規格と種類の一覧と見分け方をご紹介!

USBケーブルの規格と種類の一覧と見分け方をご紹介!

USBケーブルには様々な規格があり、規格によって形状や性能も異なります。今回はUSBケーブルの規格の種類やそれぞれの見分け方についてまとめました。USBケーブルを新しく買うことになったけれど、どの種類のUSBケーブルを選ぶのかわからない方は参考にしてください。


目次[非表示]

  1. USBケーブルの規格と種類の一覧

USBケーブルの規格と種類の一覧

パソコンやスマホなどのデジタル製品で使うことが多いUSBケーブル。USBケーブルは複数の企画が存在し、端子の形状が異なるものが数多く存在します。

USBケーブルの規格について大きく分類すると、以下の5種類です。

・Type-A
・Type-B
・Type-C
・mini USB
・Micro USB

それぞれの特徴などについてみていきましょう。

Type-A

USBケーブルと言えばType-Aが代表的です。パソコンで用いられている事が多い規格で、充電アダプターとの接続に使うことも多くなっています。

Type-AのUSBケーブルは2.0/3.0/3.1/3.2とバージョン番号のような数字がついていますが、これらはType-A規格をさらに細かく分けた規格のことで、それぞれ最大転送速度が異なります。

USB2.0は最大480Mbps、USB3.0は最大5Gbps(約5000Mbps)、USB3.1は10Gbps、USB3.2は最大20Gbpsと数字が大きくなればなるほど性能の高い規格となっています。

Type-A規格はすべて互換性があるため形状は同じですが、USB2.0と3.0以上の規格とを明確に見分けられるポイントがあります。

USB3.0以上の規格のType-Aケーブルは端子の内側が青くなっており、USB2.0では青くなっていません。3.0/3.1/3.2はいずれも同じデザインであるため見た目で見分けることはできません。

Type-B

Type-Bはプリンター・スキャナー・外付けHDDなど、大型の電化製品に用いられることが多い規格です。

Type-B規格のケーブルは2.0/3.0/3.1の規格がありますが、2.0と3.0/3.1とでは互換性がありません。形状が異なるため見分け方は簡単ですが、3.0/3.1は端子の内部の色も青くなってわかりやすくなっています。

ほかにもType-B規格のUSBはmini USB・Micro USBがありますが、それらは後ほど解説します。

Type-C

Type-Cはスマートフォンや最新の薄型ノートパソコン・Mac・Chromebookなどで使われている端子です。端子が丸みを帯びた長方形になっているのが特徴で、上下の指定がありません。そのため、USBケーブルを刺そうとしたけど上下が逆だったということがなく、挿しやすい作りになっています。

こちらは数字による性能の違いはありませんが、最大速度10Gbpsであるため、高速なデータ転送が可能な仕様です。

また、USB Power Delivery対応規格でもあるため、スマートフォンなどの充電を高速で行うことが可能であるほか、従来は供給能力不足でできなかったUSBケーブルを使ったディスプレイ・パソコンへの電力供給も可能になっています(最大100W)。

mini USB

mini USBはデジカメやドライブレコーダーで使われている規格。

Type-AとType-Bの2種類があり、Type-Bは端子が長方形に近い形に対して、Type-Aは少し丸みを帯びています。現在はmini USB Type-Aはほとんど使われておらず、mini USBと聞かれたらType-Bを指していることが一般的です。

Micro USB

mini USBの次世代規格として登場した規格。規格はType-A/Type-B/3.0Type-Bの3種類。Type-Bが主流であり、Androidスマホやポータブルバッテリーの入力端子などに使われています。

それぞれ互換性がなく、端子の形がType-Aは長方形、Type-Bは台形、3.0Type-BはType-AとType-Bの端子がくっついたような形状です。


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