Windows10で動画キャプチャ
Windows10のPCで画面録画を行いたい場合、Windows7以前のPCで録画を行ったことのあるユーザーはまずフリーのキャプチャーアプリを探す、という人が多いと思います。
実は、Windows10はOS標準の機能でデスクトップキャプチャーを使った画面録画を行うことができるので、フリーのアプリなどを用意する必要はありません。ゲームのプレイを録画したい時やデスクトップ上の作業を録画したい時に、フリーソフトを導入することなくすぐに高画質で画面録画が行えるのはとても便利ですね。
この記事では、Windows10のデスクトップキャプチャーによる動画キャプチャの方法をご紹介していきます。
Windows10の動画キャプチャする方法
Windows10のOSでは、Game DVR(ゲームバー)によるデスクトップキャプチャーが行えます。Windows10の標準機能なので、別途インストールを行う必要はありません。
事前確認
ゲーム録画を行うには、パソコンのスペックが一定以上である必要があります。具体的には、パソコンのグラフィックボードが「Intel Quick Sync H.264」「NVidia NVENC」「AMD VCE」の3種類のエンコーダーのどれかに対応している必要があります。
これらのエンコーダーに対応しているグラフィックボードは2015年以降のものなら問題なく対応していることがほとんどですが、2014年以前のパソコンにWindows10をインストールしており、パーツの換装などは特に行っていないという場合対応していない可能性もあるので確認を行ってみましょう。
画面録画を行う
それでは、ゲームバーの動画キャプチャー機能を使って画面録画を行ってみましょう。
まずゲームバーの機能ということで、ゲーム以外のアプリを録画することが可能かどうか気になるユーザーもいるかと思いますが、Google Chromeなどのブラウザも録画することが可能です。
他のキャプチャー機能について
Game DVR(ゲームバー)の補足事項
録画の画面サイズについて
アプリの録画を行う時は、全画面ではなくウィンドウモードで録画を行う必要があります。全画面だと正常に動作しないことがあるので注意しましょう。
また、録画対象はアプリウィンドウとなっています。録画する画面の範囲指定を行うことはできず、アプリのウィンドウ枠まで録画されてしまいます。範囲指定したい場合は、作成された録画データを編集する必要があります。
録画できないアプリもある
ゲームバーというゲームに特化している機能のため、録画機能もゲームの録画を行うのが基本になっています。
今回の記事ではブラウザ・Google Chromeの録画に成功していますが、録画を行えないアプリもあるという点に気を付けましょう。
PCスペックに注意する
ゲームバーでの録画は3種類のエンコーダーのいずれかに対応していないと行えないのですが、グラフィックボードがエンコーダーに対応しているものであってもCPUのスペックが足りないと録画がカクつく・高画質で撮影できないといったトラブルも発生します。
CPUがCore i3だとかなり不安・Core i5なら安心・Core i7なら余裕といった感じですので、自分のPCスペックが分からない場合は確認しておきましょう。