Wordで罫線を引く方法
Wordの罫線は、表の枠の線と似ていますが、使い方が違って少しの線から便箋のような線まで、さらには文書を囲む線やデザインまでできて、とても便利な機能です。
ビジネス文書から、様々なデザインの文書まで、幅広く使えます。
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この絵柄は表を囲む罫線の例です。
罫線の種類は、通常の線から絵柄にも選んで変えられて、デザインを工夫できます。
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こちらは、罫線を引いた例で、文字の下に引く下線や表の枠とは異なっています。
文書を体裁よくレイアウトするのに最適です。
罫線の色・太さ・種類を設定する方法
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罫線は、種類、色や太さの引き方を選んで引くことができます。
その後、長さを変えたり消したりもできますし、用紙の途中や全体に罫線を引くと便箋のように文字を書く欄を作ることも可能です。
文書の途中でキリトリ線を表示させるなら、出欠などの記入をして提出できるようにもできます。
これから罫線の引き方を順番にご紹介していきます。
①行を選択する
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アンダーラインを引くために、罫線を挿入したい行を選択します。
文字があっても、スペースでも大丈夫です。
②罫線のアイコンをクリックする

罫線の種類や色、太さが選べる画面が表示されます。
③線の種類を選ぶ

1行に線が引かれますので、必要に応じて長さを調節しましょう。
④罫線を引けた状態

横に1行、選択した線種の線が引かれます。
⑤長さを調節する


線の終わりと上のルーラーのマークは同じ列の位置にあります。そのルーラーのマークをドラッグしてみましょう。
こちらの図は、そのようにして文字が記入されるくらいの長さに下線を設定することができた例です。
⑥色や線種、太さを変える

そうすると、こちらが表示されます。
罫線タブの線種で二重線や点線などにもできます。
色は自動で黒になっていますが、点線などの選んだ選手でもそのまま好きな色に変えられます。
線の太さも選ぶと、この図のようにイメージが表示されるので、確認してOKを押しましょう。
罫線を使った文書が完成

すぐに、文書作成には活用してみましょう。
この図にあるように、ページを罫線で囲むこともでき、罫線で見栄えの良い文書作りが可能です。
段落・ページの罫線を引く方法
Enterで段落にして罫線を引いていく方法や、ページを罫線で囲む方法もあります。
段落の罫線

そして、改行を選択しておきます。
それから、上記のように罫線のアイコンで線種を選択して罫線を引きましょう。
罫線が引かれた後、すぐ下を改行していくと、同じ罫線を追加することができます。

ページ罫線

線種、色、太さを選んで、プレビューで確認し、OKを押します。

Wordの罫線のショートカット
罫線はショートカットキーを使っても、簡単に引くことができるので、時間を短縮して文書作成ができお勧めです。


CtrlとShiftとDで、簡単に二重線を挿入できます。

イコールを3回とEnterだけで二重線、
シャープを3回でEnterで三重線、
アスタリスクを3回とEnterで点線、
チルダが3回とEnterで波線、
アンダースコアが3回とEnterで太線が引けます。
ショートカットキーは、簡単に使用できてすぐに罫線を引くことができるので、活用していきたいですね。
Wordで罫線を消す方法
罫線のアイコンで消す
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罫線を引いた時に選択した文字や行を選択します。
罫線のアイコンにある、「枠なし」をクリックすると、罫線が消えます。
書式をクリアして消す

次に、ホームタブのフォントグループにある、書式のクリアをクリックします。
これで、罫線が消せます。
表ツールで消す
表を挿入していて、その一部の罫線や全体を消したい時にはこちらの方法があります。
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ただ、一部を消したいだけなら、罫線の削除をクリックし、現れた消しゴムマークで消したい線をなぞるだけで消せます。
もし、表全体を消したい場合は、表全体を選択し、BackSpaceを押すだけで全部消すことができます。
Wordで罫線が引けないの時の対処法
罫線が引けない場合には、設定が罫線を引ける状態になっているかどうか確認してみましょう。
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

こちらの画面になりますので、
「入力オートフォーマット」タブで、「罫線」にチェックが入っていないなら、チェックを入れます。
これで、罫線を引ける設定にできます。
罫線で見栄えのある文書作成を

罫線は、色々な使い方ができるので、どのような文書にも用いやすく、分かりやすくて見やすい文書作りには最適です。
表や図形とは違った罫線の必要も出てきますので、ぜひお試しくださいね。