Wordで勝手に文字がずれる問題の対処法!【2行目ずれる/改行/字下げ】

Wordで勝手に文字がずれる問題の対処法!【2行目ずれる/改行/字下げ】

Wordで文字や括弧などの記号が改行するとずれることがあります。行頭が揃わないと体裁を整えるのが大変ですよね。この記事では、Wordで改行した2行目の文字や記号がずれるときの対処法をご紹介します。編集しても体裁がくずれないようにしましょう。


目次[非表示]

  1. Wordで勝手に文字がずれる問題
  2. Wordで勝手に文字がずれる問題の対処法

Wordで勝手に文字がずれる問題

Wordで1行スペースを入れた後、改行するとその行頭も1文字分開いてしまうことがありますよね。
カギ括弧などの記号を入力しても、同じように行頭がずれる現象が起きます。
さらに、記書きなどで数字なども行頭がずれる問題もあるかもしれません。

文末でずれることもあります。

そのため、頻繁に訂正したり直せなかったりして、文書の作成や編集に時間がかかってしまいます。

この記事では、行頭の文字の位置がずれてしまう問題に対処する方法をご紹介します。

Wordで勝手に文字がずれる問題の対処法

Wordで文字がずれる問題には、それぞれ原因があります。

スペースでずれてしまう場合は、入力オートフォーマットの設定で解決できます。
カギカッコや行の先頭でずれる時は、記号が全角か半角かで変わるので、行頭の幅を変える必要があります。
さらに、インデントの機能が働いて行頭や行末の間隔が空いたり揃わなくなることも生じます。

インデント設定があると、勝手に改行されたように、次の行へ移動してしまいます。

それぞれの現象に対処する方法を試してみましょう。
 

入力オートフォーマットの設定

1文字下がった行
1つスペースを入れてから文字を入力し、「Enter」を押すと、次の行も1文字下がってしまいます。

スペースを入力後、改行すると次の行頭もスペースが空いてしまって、行頭がずれてしまうことがあります。

その時には、入力オートフォーマットの設定をしましょう。

行頭にスペースが入った文書
行頭にスペースが入っている状態です。

「ファイル」から「オプション」へ進み、「文書校正」をクリックします。
「オートコレクトのオプション」を押しましょう。

「行の始まりのスペースを字下げに変更する」のチェックを外す
「入力オートフォーマット」タブで、「行の始まりのスペースを字下げに変更する」のチェックを外します。
行頭が揃った文書
スペースで字下げになっていましたが、これで行頭が揃いました。

最初にスペースを入れるのではなく、最後に字下げを設定して文書を整えることをおすすめします。
そうすれば、後から文字や数字などを入力・削除してもレイアウトは整った状態を維持できます。

行頭ではなく途中で空欄を入れる時には、タブキーで解決します。
こちらもスペースの代わりにタブキーを設定することで、途中の頭を揃えて文書のレイアウトを整えやすくなります。

記書きなどの文中でスペースを使用すると、次の文字の頭が揃わなくなることがあります。

文字入力後、スペースの代わりにタブキーを使うと頭が揃います。

それでも、微妙にずれている場合には、インデントのmm単位で調整して合わせることもできます。

カギカッコや行の先頭でずれる場合

行頭が括弧でずれた状態
行頭に括弧があると、微妙に位置がずれてしまいます。

カギカッコを行頭に入力している場合には、行の先頭がずれるケースがよくあります。
それには、全角で入力しているか半角なのかで差が出てきます。

全角のカギカッコは1文字分を使うため、半角で入力したカギカッコの行頭とずれてしまいます。半角のカギカッコは先頭にスペースが入ったようには見えずに他との行頭が揃っていきます。

文書の体裁を整えて読みやすくするには、すべてのカギカッコを半角に揃えることをおすすめします。
では、全角で入力したものを含めて、すべてのカギカッコを半角にするにはどうしたら良いのか、次をお試しください。

全角のカギカッコをすべて半角にする方法があります。

ホームの「段落」グループ
ホームの「段落」グループにある右下矢印をクリックします。
「体裁」から「行頭の記号を1/2の幅にする」にチェックを入れる
段落のダイアログボックスで「体裁」を選びます。
「行頭の記号を1/2の幅にする」にチェックを入れましょう。
行頭が揃った状態
全角のカギカッコでも行頭が揃いました。

インデントがずれる場合

インデントがずれて、途中から行頭が始まったり、文の途中で勝手に改行されたように見えるケースもあります。
その時は、書式でインデント設定を解除することで解決できます。
解除したいところをクリックしておきます。

「書式のクリア」をクリック
ホームタブにある消しゴムのマークの「書式のクリア」をクリックします。

これで、インデントを含めた書式の設定が解除されました。
設定をインデントのみ解除する方法はこちらです。

「インデント」で位置を調整

レイアウトタブの書式グループにある「インデント」で位置を調整します。

上にあるルーラーを動かしてもできます。

インデントの調整
段落のダイアログボックスでは、mm単位でインデントを調整しやすいです。

インデントの位置は上のルーラーで確認し、調節しましょう。

さらに、行頭を揃えるのにぶら下げインデントを活用できます。
次の行を1文字からインデントを自動で増やして、行頭のレイアウトを整えましょう。

範囲を選択
範囲を選択します。
「最初の行」を「ぶら下げ」に設定
段落のダイアログボックスで、「最初の行」を「ぶら下げ」にしましょう。
行等が揃った状態
2行目からぶら下げインデントが設定されました。
行頭がそれぞれ揃います。

段落番号を揃えるのも、インデントで設定できます。
記書きなどで、よく活用されます。

段落番号ごとインデントを設定
段落番号ごとインデントを設定して行頭を揃えます。
文字を離して揃える
ルーラーで、段落番号と文字を離して揃えることもできます。

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