Windows10を定期的にメンテナンスするメリット
Windows10をメンテナンスせずに使い続けると、ディスクアクセスなどのパフォーマンスが低下して快適に使用できなくなる可能性があります。
そのためWindows10を高パフォーマンスのまま維持するには、定期的にメンテナンスを行う必要があります。
この記事ではWindows10のメンテナンスについて詳しく紹介しています。今までメンテナンスをしたことはない方はもちろんのこと、パフォーマンスをより高めるためにメンテナンス方法をたくさん知っておきたい方も参考にしてください。
Winodws10のメンテナンス方法
Windows Updateを行う
Windows Updateは新機能の追加やバグ修正だけでなく、パフォーマンス向上を伴うアップデートも配信されることがあります。
それらアップデートを適用することで、今まで以上にWindows10の動作が向上する可能性があります。
ただしWindows Updateには不具合が残っていることも少なくないため、配信直後のWindows Updateはすぐに適用すべきではありません。
ネットニュースやツイッターなどでバグの話題が全然上がっていないことを確認できてから最新のWindows Updateを適用するのが安全です。
Windows10が最新ではない場合はこのタイミングでWindows Updateのファイルがダウンロードされます。
Windows Updateの適用には再起動が必要なので、ダウンロード完了次第Windows10を再起動してください。
アップデート内容によりますがかなり時間がかかるので、余裕がある時に行いましょう。
ソフトウェアの更新・アップデートを行う
Windows10にインストールしているソフトウェアは定期的に更新するようにしてください。
一部のソフトウェアの動作が重かった場合、Windows10の設定をいじるなどをしてメンテナンスするよりも、問題のソフトウェアの原因を探ったほうが早いことがあります。
ソフトウェアの更新方法は利用しているソフトウェアによって異なるので、各自でアップデートを適用するようにしましょう。
ゴミ箱を空にする
ゴミ箱は一定量を超えたぶんに関しては自動的に削除されますが、それ以外の部分については自分から削除しないとずっとゴミ箱に残っています。
ゴミ箱の最大容量は各ディスクドライブ容量の5%程度(初期値。変更可能)が割り当てられているため、定期的にゴミ箱を空にすることによって空き容量をたくさん作ることができます。
例えば1TBのHDDを使っていた場合、デフォルトでは約50GB分がゴミ箱に割り当てられるため、満タンになってる状態で削除すると50GBも空き容量を作ることができます。
特にディスク容量が満タンに近づいていると著しくパフォーマンスが低下することがあるため、出来る限りディスク容量には余裕を持つようにしましょう。
ちなみにゴミ箱が満タンになっている状態で新しくファイルやフォルダを削除するとゴミ箱に入らずにそのまま削除されてしまう可能性があるので注意しましょう。
スタートアップを整理する
一部のソフトウェアはWindows10を起動した際に自動起動する設定(スタートアップ)が行われています。
スタートアップが多いと、Windowsを起動した直後の動作が非常に重くなり、快適に使えるようになるまでかなり時間かかってしまいます。
それだけでなく、常にバックグラウンドで動作するソフトウェアが不必要に起動していた場合、それらソフトウェアが原因でパフォーマンスが低下する可能性があります。
ここにWindows10起動時に自動起動されるソフトウェアが一覧表示されています。一覧表示されてるソフトウェアのうち、「状態」が[有効]になっているものが自動起動されるソフトウェアになります。
自動起動を無効化するには、無効化したいソフトウェアを選択した状態で右下にある[無効にする]をクリックします。
むやみに無効化してはいけない
スタートアップ設定は何でもかんでも無効にしていいわけではありません。
この中にはセキュリティソフトなど非常に重要なソフトウェアが含まれているので、無効化したい場合は一つ一つソフトウェア名を調べて無効化しても大丈夫か確認しておいてください。
デフラグを行う
ファイルの数が増えてコピーや削除の回数が増えれば増えるほど、断片化(フラグメンテーション)したファイルが増加します。
断片化したファイルが増加するとファイルの読み込みを伴うソフトウェアの起動や動作が遅くなるため、定期的にデフラグを行っておく必要があります。
断片化の状態や容量次第では数時間~数日かかってしまうこともあるので、断片化率が高い場合は就寝前など時間がある時に行いましょう。
デフラグについての詳細は下記の記事を参考にしてみて下さい。
ディスクのクリーンアップを行う
ゴミ箱にあるファイルなど不要なデータが溜まっていた場合はディスクのクリーンアップでまとめて削除することができます。
最後に確認メッセージが出てくるので[ファイルの削除]を選んだらクリーニングが行われます。
このとき、ディスククリーンアップが完了したことを示すウィンドウは表示さないので覚えておきましょう。
ちなみにこの方法はWindows10に限らずほかのPCでも有効です。覚えておいてください。
セキュリティスキャンを行う
Windows10の動作が遅くなっているのは知らず知らずのうちに侵入したマルウェアなどのウイルスのせいかもしれません。
そのようなことにならないために定期的にインストールしてるセキュリティソフトでスキャンしておくことをおすすめします。
定期的にスキャンをかけて早期にウイルスを発見駆除することで、使っているWindows10を守れるメリットがあります。
セキュリティスキャンやり方については導入しているセキュリティソフトによって異なるので、各自調べるようにしてください。
自動メンテナンスを有効化する
Windows10には自動メンテナンス機能が用意されています。自動メンテナンス機能を有効化しておくことで、あまり使っていない時間帯にシステムやソフトウェアの更新、セキュリティスキャンなどの定期的に必要な作業を自動的に行ってくれます。
自動メンテナンスを有効化する方法は、コントロールパネルのセキュリティとメンテナンスの項目から変更できますが、詳しくは別の記事で紹介していますのでそちらを参考にしてください。
まとめ
Windows10をメンテナンスせずに使い続けると、知らず知らずのうちに動作が重くなって使いづらくなってしまう可能性があります。
今回はWindows10を例にメンテナンス方法を紹介しましたが、Windows7の場合は「システムメンテナンスユーティリティ」というパフォーマンス低下につながっている問題を自動検出して修復する機能が用意されています。
Windowsのバージョンに関わらず定期的にメンテナンスを行うことは大切ですので、知らない方法があったという場合は試してみると良いでしょう。