ラウドネス等化とは?
Windows10のサウンドデバイスには、「ラウドネス等化」という機能があります。
人間の耳では音量が小さいと高域と低域が聞きにくいのですが、ラウドネス等化をオンにすることで音量が小さい時に高域と低域をブーストして強調することでバランス良く聞こえるようにしてくれます。
この性質のため、WindowsPCでパソコンから出力される音の音量を上げたい時に用いられます。ラウドネス等化はWindows7・10に搭載されていますが、デフォルトの設定ではオフになっているためラウドネス等化を使いたい場合は自分でオンにする必要があります。
この記事では、ラウドネス等化をオンにするメリット・デメリット、またラウドネス等化をオンにする方法をご紹介していきます。
ラウドネス等化のメリット・デメリット
ラウドネス等化を使用するメリットとデメリットについて説明します。
ラウドネス等化のメリット
パソコンから出力される音楽の音量が小さくても、高域と低域のバランスを取ることで人間に聞きやすい音になります。もしパソコンから聞こえる音が小さいと感じるのであれば、ラウドネス等化をオンにすることで音量については解決できるでしょう。
また、FPSなどのゲームで遊んでいる場合には足音が聴きやすくなるため有利になりやすいといったメリットがあります。実際に、攻略情報としてラウドネス等化を勧めるユーザーもいるほどです。
ラウドネス等化のデメリット
ラウドネス等化のデメリットに関してですが、音量が小さい場合はメリットが大きいものの、ある程度大きい音量でラウドネス等化を行うと高域と低域のブースト加減がおかしなことになるため聞こえ方がおかしくなり、音質がガタガタになってしまうことがあります。音楽を聴くのに拘っているユーザーや耳に自信のあるユーザーであればあるほど「聞こえ方が異常だ」と思うことでしょう。
また、高域と低域のバランス調整を行っているからか、自分の耳のコンディションによっては「いきなり音が大きくなったor小さくなった」と感じることも起こりえます。
先ほどメリットの項目に書いた「FPSで有利になりやすい」という点ですが、実は「銃声や環境音も同じくらい大きくなる」「音の聞こえる角度が分かりづらくなる」というデメリットも内包しています。もしこのあたりのデメリットを感じるのであれば、ラウドネス等化をオフにしたほうがいいでしょう。
ラウドネス等化の設定方法
まとめ
ラウドネス等化とは?デメリットや設定方法をご紹介!いかがでしたでしょうか。
Windows10のサウンドデバイスから設定できる「ラウドネス等化」は、音量が小さい場合には高域と低域が聞きにくいといった人間の耳の欠点をカバーしてくれる機能です。ラウドネス等化をオンにすることで、高域と低域をブーストして強調することでバランス良く聞こえるようになります。
ラウドネス等化をオンにすることで、音楽が聴きとりやすい大きさになるだけでなく、FPSなどのゲーム中には細かい音が聞こえるようになるため敵の居場所が分かりやすくなるといったメリットがあります。一方、音量が高いのにラウドネス等化をオンにしてしまうと音質がガタガタになってしまうといったデメリットも発生するため、必要に応じてオン・オフを使い分ける必要があります。
記事内で、Windows10でラウドネス等化をオンにする方法を説明しています。もしWindows10で流れる音が小さいと悩んでいる方は、ラウドネス等化をオンにしてみてくださいね。