Chromeの「DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN」のエラーの表示
他にも「サーバーのDNSアドレスが見つかりませんでした。」と表示されてしまうことがあり、こちらも同様にサイトへのアクセスが行えなくなってしまいます。
この症状は特定のサイトだけで起こるのではなく他のサイトにアクセスしても発生するほか、Chromeだけではなく他のブラウザ(Mozilla Firefox・Microsoft Edge・Safari)を使ってもサイトへのアクセスが行えない状態になっていることが確認できるはずです。
この記事では、Google Chromeの「DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN」エラーの対処法・解決方法をご紹介していきます。
DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINの対処法
それでは、DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINの対処法を列挙していきます。
DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINとは?
DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINとはそもそも何なのかと言いますと、簡単に言えばDNSエラーというものです。
DNS(Domain Name System)というIPアドレスとドメイン名を対応させるシステムがあり、このDNSがIPアドレスとドメインを対応させることができなかった場合に発生します。
アンチウイルスソフトが干渉していないか確認する
アンチウイルスソフトがブラウザに干渉することで、DNSエラーが起きてしまうこともあります。
まずはアンチウイルスソフトを一時停止して、安全なサイトにアクセスして接続できるかどうか試してみましょう。もし繋がらない場合は、下記で紹介している対処法を試していきましょう。
IPアドレスを解放・更新する
DNSエラーが起きたら、IPアドレスの解放と更新を行ってみましょう。
続いて、「ipconfig /flushdns」とコマンドを入力してEnterキーを押しましょう。これで、パソコンのDNSキャッシュがクリアされます。ちゃんと削除された場合は「DNS リゾルバー キャッシュは正常にフラッシュされました。」と表示されます。
最後に、「ipconfig /renew」とコマンドを入力してEnterキーを押しましょう。これで、IPアドレスの更新が行われます。
DNS Client(DNSクライアントサービス)を再起動する
DNSクライアントサービスが原因でエラーが起きている可能性がある場合は、DNSクライアントサービスを再起動してみましょう。
DNSサーバーを変更してみる
使用するDNSサーバーは自動的に割り当てられているのですが、割り当てられているDNSサーバーが原因でエラーが出ている場合は、DNSサーバーを変更してみましょう。
※この項目で紹介しているDNSサーバーは「Cloudflare」のDNSサーバーです。他にも、GoogleのパブリックDNS「8.8.8.8・8.8.4.4」や、Quad9の「9.9.9.9・149.112.112.112」などが存在しているので、これらのDNSサーバーを試してみるのも良いでしょう。
hostsファイルを確認してみる
これは特殊な例ですが、特定のサイトにだけアクセスができない場合はパソコン内のローカルhostsファイルが原因となっていることがあります。
「C:\Windows\System32\drivers\etc」フォルダの「hosts」ファイルをテキストエディタで開き、アクセスできないWEBサイトのアドレスが載っていないか確認してみてください。もしアドレスが載っていたら、その項目を削除してファイルを保存すればOKです。
Google Chromeの設定をリセットする
これもレアケースですが、Google Chromeの実験的な機能「chrome://flags」の設定が何故か変わってしまっており、それが原因でDNSエラーが発生してしまう場合があります。
まとめ
Chromeの「DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN」のエラーの対処法!いかがでしたでしょうか。
Google Chromeでサイトにアクセスしようとした際に「このサイトにアクセスできません 〇〇のサーバーのIPアドレスが見つかりませんでした。」・「DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN」などと表示されて、サイトに接続できなくなってしまうことがあります。
この症状の原因はDNSエラーが原因となっているので、DNS周りの設定をリセットしたり変更することで修復することができます。記事内で対処法をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。