YouTubeの動画のアップロード時間の目安
YouTubeに動画をアップロードする際の時間が長い、どれくらいかかるんだろうと思う方もいるでしょう。
YouTubeに投稿する動画のアップロード時間の目安は結構複雑で、
- スマホからアップロードするのか
- スマホで撮影した動画をそのままアップロードするのか
- スマホで撮影した動画を PC に取り込み、光回線経由で
- HD画質以上かどうか
スマホで撮影した動画をアップロードする場合
スマホで撮影した動画は容量が大きいため、5分~10分程度かかります。また、アップロード時間はインターネット環境にも大きく依存するので、インターネット接続が不安定なところだと20~30分かかる可能性もあります。
PCで動画をアップロードする場合
PCの場合、インターネット環境が整っているのであれば1~3分で完了することもあります。ただし4K解像度の動画をアップロードする場合は10分程度の動画でも全てのアップロード処理が完了するまで2時間以上かかることも珍しくありません。解像度によってアップロード時間が延びてしまう理由については後ほど解説しています。
通信制限中は絶対にアップロードしないこと
通信制限中に動画アップロードすると、速度がおそすぎてアップロードが全く進まない状態になります。
ですのでアップロードする際は必ずWi-Fiなど速度が安定した環境で行うようにしてください。
また、動画のアップロードは通信量をかなり消費しますので、通信制限中でなくてもスマホ回線でアップロードすることはあまりお勧めできません。急ぎでアップロードしなければならない時でもない限りWi-Fiに接続した状態でアップロードするようにしましょう。
15分以上の動画を上げたいときの設定方法
YouTubeは1本あたり最大12時間の動画をアップロードすることができるため、長時間動画も分割せずアップロードできます。
ですが、誰でも無条件にアップロードできるわけではなく、初めは15分未満の動画しかアップロードできません。再生時間の上限解除をするにはYouTubeチャンネルアカウントを認証する必要があります。
認証していない状態で15分以上の動画をアップロードしようとすると「動画が長すぎます。長時間の動画をチャンネルで有効にする方法については、詳細をご確認ください」と表示されてアップロードできない状態になります。
チャンネルの認証には電話番号が必要なので必ず用意しておいてください。SMS必須ではありませんので自宅の固定電話でも認証可能です。まずはYouTubeのステータスと機能の画面にアクセスしましょう。
権利侵害による動画削除などでペナルティを受けている期間は有効化できない場合があります。
YouTubeのステータスと機能の画面に戻ってみましょう。
一度確認すれば権利侵害などでペナルティを受けない限り無制限にアップロードできるようになります。アップロードの都度認証が必要になることはありません。
おまけとしてカスタムサムネイル機能(動画のアイキャッチを自由に変更できる機能)も解放されるので、オリジナルのサムネイルを設定したい方もチャンネルの認証を行なっておきましょう。
YouTubeの動画アップロードに時間がかかる原因と対処法
YouTubeの動画アップロードにかかる時間は様々な要因で変わってきます。ここからは動画アップロードにかかる時間が長くなってしまう原因や対処法を紹介します。
通信速度が遅いネットワークを使用している
外出時に通信制限を避けるため、 喫茶店や飲食店などの公共Wi-Fiを使って動画アップロードしようとする方もいるかもしれません。しかし、公共Wi-Fiはみんなで使う関係で通信速度が遅いことがあり、4G/LTE回線でアップロードするよりもアップロードが遅いことが多いです。
一番理想的なのは光回線を使った自宅のWi-Fiを使ってアップロードすることですので、何か理由がなければスマホの動画も家に帰ってからアップロードするようにしましょう。
PCからアップロードする
スマホからもアップロードすることができますが、自宅に光回線を引いているのであればPCからアップロードすると少し早くなります。
スマホにネットワーク処理性能よりもPCのネットワーク処理性能の方が高いため、PCからアップロードする方が早くなりやすいです。光回線だとこの違いが顕著で、同じWi-Fiにつないでいる場合でもスマホかPCかによって数倍もの速度差が生まれることがあります。
ですので、動画時間がなくなったり複数の動画をまとめてアップロードする際はパソコンを使うといいでしょう。
YouTube側で画質ごとに再エンコードが行われる
エンコードとは動画を変換する処理のことです。
YouTubeにアップロードするとすべての動画はYouTube用に再エンコードされるのですが、このエンコードが完了するまで全てのアップロード処理は完了しません。
そのため容量が小さくても動画時間が長ければ、再エンコードによってアップロードがなかなか終わらないことがあります。動画時間が短いからギリギリでアップロードしても投稿時間に間に合うと思っていても、再エンコードの影響で全然アップロードが完了しないということもよくありますので注意しましょう。
解像度を落とす
YouTubeは4K解像度にも対応しているので4Kディスプレイをフルに活かせる超高画質動画をアップロードすることができますが、4K解像度の動画アップロードする場合は10分程度の動画でも2時間以上かかる可能性があります。
パソコンからYouTubeに動画ファイルを転送するだけであればすぐに完了しますが、その後の再エンコード処理が非常に長いので覚えておきましょう。
動画容量を小さくしてからアップロードする
編集した動画をとにかく高画質でアップロードするためにビットレートを必要以上に高めてエンコードする事があるでしょう。
確かにその方法だと画質が劣化しづらいので元動画の画質のまま仕上げることができます。
ですがその分動画ファイルの容量も大きくなってしまうのですが、この動画容量が先ほど紹介した再エンコードが影響してきます。動画のエンコード処理は動画容量が大きければ大きいほど長引きやすいため、適切な画質設定(ビットレート設定)をしないと無駄にアップロード時間が伸びてしまいます。
どのような設定でエンコードするのが適切なのかは動画の種類(静止画が多い・動きが激しいなど)によって異なる上に知識がないと狙って設定することがかなり難しいので、テスト用の短い動画をエンコードしてテストして感覚を掴むと良いでしょう。