Windows10でBIOSは起動しないがファンは回る場合の対処法
Windows10のパソコンを使用していて、電源ボタンを押してファンは回るのにBIOSが起動しない状態になったことはありませんか?BIOSが起動しないということはパソコンが使用できません。
しかし、パソコンのファンが回りっぱなしになっているのは何故なのか気になりますよね。パソコンのケースファンや電源・CPU・グラフィックボードなどのファンが回転するということは、電源周りには問題がないということになります。またBIOSが正常に動作していて各種機器に問題があるのであればビープ音という音が鳴るため、ビープ音が鳴らないということはBIOSが起動できていないということになります。そこで、この記事ではWindows10でBIOSは起動しないがファンは回る場合の対処法をご紹介していきます。
パーツを最小構成にして起動する
まずはパソコンのグラフィックボードなどのパーツを外して、パソコンが起動する必要最小限の構成(マザーボード・CPU・メモリ・電源)にしましょう。この状態でパソコンを起動して、BIOSが動作するかどうか確認してみましょう。もし最小限の構成で起動できるのであれば、マザーボードに接続しているパーツのどれかが故障していると切り分けることができます。
逆に最小構成にしても起動しない場合は、マザーボードが正常でない可能性が高いです。
マザーボードを掃除してみる
上記の切り分けを行ってマザーボードに原因がありそうな場合は、まずはエアダスターなどの掃除用具でマザーボードの埃を払ってみましょう。パソコンを長く使っていると埃が溜まるので、埃が原因でマザーボードが正常に動作せずBIOSが立ち上がらないということもあります。
メモリが接触不良を起こしていないか確認してみる
マザーボードに装着しているメモリが接触不良を起こしている場合は、BIOSが立ち上がらない状態になってしまいやすいです。メモリが接触不良を起こしている場合は、マザーボードからメモリを取り外してエアダスターなどを用いてメモリ本体とメモリスロットを掃除してからマザーボードに接続し直してみましょう。端子が汚れている場合は接点復活剤を使用して掃除しましょう。
マザーボードの電池が寿命の場合
マザーボードにはCMOSバックアップ電池が搭載されていますが、この電池が寿命を迎えているとBIOSが起動しなくなってしまいます。この場合はCMOSバックアップ電池を交換すれば対処することができます。CMOSに使われている電池はボタン電池のCR2032であることが多いので、ボタン電池を用意して交換しましょう。
マザーボードが破損している場合
マザーボードが破損している場合はBIOSどころかパソコンを正常に起動できなくなってしまうので、マザーボードを交換するか修理に出しましょう。メーカー製のパソコンの場合はパソコンごと修理に出すケースがほとんどなので注意しましょう。