SpotifyのLGBTって何？

LGBTとは、レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーのいわゆる同性愛者と表現される方々の頭文字をとって生まれた言葉です。このLGBTが行う社会運動を象徴するものとして、レインボーフラッグが掲げられております。 1970年代あたりから活動が行われ、はじめは辛い思いをしてきた人々も、多くの方の活動の末、今では同性愛も一つの愛として認められ安全が保たれ、同性でも結婚出来る国も誕生したことをニュースで見たことがもしかするとあるかもしれません。 このレインボーフラッグもレインボーと言っても最初は7色ではなく、5色からのスタートで、色それぞれにはちゃんとした意味も持っております。気になる方は調べて見て下さい！

ゲイ・プライドという言葉の方が有名な様ですが、何故プライドなのか調べてみると、プライド＝誇り、その反対が、シェイム＝羞恥ということで、同性愛の性的指向などは、恥ずかしいことではなく、誇りを持っていいことなんだという思いや考えをプライドとして表現いるそうです。 これらの活動は、デモから始まったもので、それが現在ではパレードやマーチといったイベントが行われるまでになっております。

新たに2017年5月8日のアップデートにて、追加されたいくつかのジャンルの中にPrideというジャンルがあります。 現在のところ25種類ほどのLGBTに関連するプレイリストがSpotifyより公開されております。ほとんどのプレイリストにはレインボーのデザインを取り込んでおり、見た目はオシャレなジャケットになってます。 LGBTに関連するとはいえ、LGBTプライドの活動の為に作成された楽曲と言う訳ではありませんが、選曲されている楽曲には、少し納得をする雰囲気を感じさせるチョイスがされているかと思います。

Spotifyでは、この大きくなった活動に対して、音楽には国境も人種も性別も関係ないと言う平和的な訴えを感じます。用意されているジャンルを見る限り、一般的なジャンルはもちろん、人というものに向き合ったジャンルが散りばめられているので、改めて音楽というのは人にとっての一番抵抗のないセラピーになることを思い出せてくれる様です。

いくつかのプレイリストを視聴しましたが、どれも聴いたことのない異国の曲が多くあるにも関わらず、どこか元気と勇気をくれる様な選曲も多く、歌詞の意味がわからなくても伝えたい感情が浮かんできます。 世界最大級といわれるだけあり、各コンセプトに対しても本気の取り組みが感じられます。 日本の楽曲だけでいえば、まだまだこれからという部分も多いのですが、これらの取り組みを見る限りは、今後も期待が出来るサービスなのではないでしょうか？

検索にて「Pride」を検索し、ジャンル＆気分にある「Pride」を選択すると用意されているプレイリストが全て確認出来ます。

実は、日本でもLGBTの活動がされており、東京で行われているイベントが「東京レインボープライド」です。この活動は海外よりも遅く、1994年(レズビアン・ゲイ・パレード)から開催されておりますが、この「東京レインボープライド」としてのイベントは2012年から開催されております。 主に毎年4月末か5月初旬に行われることが多く、毎年参加者が増加しております。 そのプレイリストも公開されておりますので、ご紹介致します。

・北海道＝レインボーマーチ札幌 (1996〜2013年が最後) ・青森県＝青森レインボーパレード (2014年〜) ・京都府＝レインボーパレード (2004〜2007年が最後) ・兵庫県＝神戸ゲイパレードなど (2006〜2007年が最後) ・大阪府＝関西レインボーパレード (2006年〜) ・愛知県＝虹色どまんなかパレード (2012年〜) ・福岡県＝クィア・レインボー・パレード (2007〜2008年が最後) ・沖縄県＝沖縄市レインボーパレード (2012年のみ)

日本での認知・認識というのは、まだまだ低いものではありますが、Spotifyを通して、これらの活動を知り、救われる方も増えるといいなと思います。 辛い思いをしている方も、これらの活動を見ると決して一人ではないことに気づくはずです。 固定の宗教も戦争もない平和で思いやりの言葉の多い日本だからこそ、同性愛に関する人権に対してももう少し目を向けるべきなのかもしれませんね！この件に関しては、まだまだ賛否両論があるものではありますが、世界ではこの様にLGBTプライドという活動があることをSpotifyから学ぶことが出来ました。 興味を持つ一つのきっかけとしてご紹介させていただきました。