窓の手とは?
窓の手とは、Windows7・XPで人気のあったフリーソフトです。Windowsの設定を細かく行うことのできるカスタマイズソフトで、普通であればレジストリを操作しなければならない設定を窓の手から簡単に行うことができたため、ユーザー人気が非常に高いソフトでした。また、窓の手には不要ファイル掃除機をはじめとした便利なツールも同梱されており、それらの使い勝手も良いと至れり尽くせりのフリーソフトでした。
しかし、Windows10バージョンの提供が行われていないため「Windows10では動かない」「64bitのパソコンでは動作しない」といった声を耳にします。
しかしWindows10・64bitパソコンでも窓の手を動作させることができます。そこでこの記事では、Windows10での窓の手の使い方をご紹介していきます。
Windows10の「窓の手」の使い方
それでは、Windows10での窓の手の使い方を説明します。まずは公式サイトから窓の手をダウンロードしましょう。
下記リンク先のダウンロードページに移動したら、「Windows7対応版」のファイル名「madonote-2010.exe」をクリックしてダウンロードしましょう。XP版も同ページにあるためそちらをダウンロードしないように注意しましょう。※Vista対応版は存在していないため、Vista版のダウンロードリンクがないのは仕様です。
ダウンロードした「madonote-2010.exe」を右クリックして、右クリックメニューの「プロパティ」をクリックしましょう。
プロパティが表示されたら、画面上部の「互換性」タブをクリックして互換性メニューを開き、「互換モードでこのプログラムを実行する」のチェックボックスをオンにして「Windows7」に設定しましょう。
設定後に「OK」をクリックしてプロパティを閉じたら、madonote-2010.exeを実行しましょう。ユーザーアカウント制御が管理者権限を求めてきたら、許可して実行しましょう。
窓の手セットアップウィザードが表示されるので「次へ」をクリックします。
使用許諾契約書の同意を求められるので、「同意する」をクリックして選択してから「次へ」をクリックしましょう。
インストール先を設定して、デスクトップアイコンを作成するかどうか選択したらインストール準備が完了します。「インストール」をクリックすることで窓の手のインストールが行われます。
インストールが完了したら、再度互換モードを有効にする必要があります。窓の手がインストールされたフォルダを開き、「WinHand7.exe」を右クリックしてプロパティを開き、プロパティの「互換性」タブから「互換モードでこのプログラムを実行する」のチェックボックスをオンにしてから「OK」をクリックしましょう。
これでWindows10で窓の手が使用できるようになります。
WinHand7.exeを実行することで窓の手が開きます。タブはWindows7やXP環境より数が少なくなっており、カスタマイズできる項目が少なくなっているのがわかります。「アイコン」は各種アイコンの変更、「デスクトップ」はデスクトップ画面に表示するショートカットの作成、「タスクバー」はライブサムネイル・デスクトッププレビューなどの変更、「右クリックメニュー」は右クリックメニューの項目追加、「パフォーマンス」はシステム機能の変更、「ログオン」はログオン画面の変更、「シャットダウン」はWindows Updateの自動再起動の無効化が行えますよ。
ちなみに、窓の手に同梱されているキーボード掃除機・マウス掃除機・不要ファイル掃除機は互換モードをオンにしなくても実行できるのでご安心ください。
Windows10で「窓の手」に代わるカスタマイズのフリーソフト
上記で説明した通り、Windows10でも窓の手は動作しますが操作できる項目が減少しています。そのため、フルにカスタマイズを行いたい場合はWindows10に対応したカスタマイズの行えるフリーソフトを使う必要があります。
Windows10に対応しているおすすめのカスタマイズソフトは「Winaero Tweaker」です。デフォルトでは英語表記ですが有志による日本語化ソフトも配布されており、窓の手のように簡単に設定をカスタマイズすることができます。ダウンロードは下記リンク先よりどうぞ!