HTMLのbrタグの意味・略語・使い方とは?間違った使い方を併せて紹介!

HTMLのbrタグの意味・略語・使い方とは?間違った使い方を併せて紹介!

HTMLで改行タグといえば「br」タグになります。今回はbrタグの意味や略語、閉じタグや間違った使い方に関してご紹介していきます。改行タグのbrを正しく使ってマークアップしていきましょう!


目次[非表示]

  1. HTMLのbrタグとは?
  2. HTMLのbrタグを使ってみよう

HTMLのbrタグとは?

HTML初心者の方はWEBページ上で改行をしたいときにbrタグを使えば改行できるというのは序盤に習いますよね。

このHTMLのbrタグについて改めてご紹介していきます。

brタグは何の略語?

HTMLのタグの名前は何かの英語の略が多いですが、brタグは何の略なのでしょうか?

答えは「Break」の略になります。breakはここでは「改行」の意味になります。WEBページの文章中で改行したいところで改行タグのbrタグを使います。

brには閉じタグはない

HTMLのタグでは<h1></h1>や<a></a>のように開始タグと閉じタグがセットで書くものが多いですが、brタグは閉じタグはなく、<br>のように開始タグだけで書きます。
※このように閉じタグのない要素を空要素といいます

ちなみに<br />の書き方をよく見かけますが、XHTMLの時の名残でHTML5では文法上は問題ありませんが、今はあえて書く必要はないので<br>と書くようにしましょう。

余白をあける目的でbrタグは使わない

brタグの前後には改行があきますが、そのためにデザイン上で余白をあけたいがためにbrタグを複数利用する方がいます。

これは使い方としては本来のbrタグの使い方としては間違いでおすすめできません。余白のデザインを調整するにはCSSや他のタグを使って余白をとるようにしましょう。

詳しくは下記の記事を参考にしてみて下さい。

<br><br>と改行を連続で使用しない方がいい理由とどうすべきかを解説!

<br><br>と改行を表すbrタグを連続で使用しない方がいい理由と、ではどうすべきなのかについてご紹介します。余白などのデザイン調整でやりがちな<br><br>での空白行を作るこのやり方ですが、使わない方が好ましくその点についてまとめています。

Thumb

HTMLのbrタグを使ってみよう

ここからは実際にHTMLのbrタグを使ったサンプルコードをご紹介します。以下のサンプルコードは俳句の文章中で5・7・5を分ける目的でbrタグで改行を入れている例です。

どうでしょうか?俳句の5・7・5の区切りとして、brタグをそれぞれ入れていて、結果の画面ではその箇所でしっかりと改行されていますね。

このように改行を明示的に行いたい箇所でbrタグを使いましょう。

brにはline-heightが効く

改行のときによくあるのが、行間の問題です。brで改行した箇所で行間が空いて思い通り調整できない場合があります。

これは実はbrのline-heightが原因であることが多いです。line-heightは行間を調整するプロパティで、これはbrタグにも有効になります。

line-heightについては下記の記事を参考にしてみましょう。

【行間を空ける・詰める】行間を調整するline-heightの使い方を分かりやすくご紹介!

行間を空ける、または詰める際に使用するCSSのline-heightについてご紹介していきます。line-heightで高さはどのように決まるのか、高さの指定ではpx、数値だけ、%(パーセント)を指定する書き方があります。その違いについてサンプルコードでご紹介していきます。

Thumb

先ほどと同じ文章でbrタグのline-heightを「2」にしてみましょう。

先程の例よりも結果を見ると、少し行間が空いていますよね。このように、brタグにline-heightが意図せず効いていて行間が思い通り調整できないこともありますので、brにもline-heightが効くという事は覚えておきましょう。