Avastの挙動監視シールドとは?
無料のアンチウイルスソフト・Avastでは、挙動監視シールドという機能が動作しています。挙動監視シールドとはリアルタイムで常駐保護を行うシールド機能で、危険性のあるプログラムが動作していないか・怪しい挙動をしていないかなどの挙動監視を行っています。
Avastの挙動監視シールドの有効・無効の違い
挙動監視シールドが有効になっていると、プログラム・アプリケーションが疑わしい挙動を起こした場合に警告が表示されます。また「常に確認」「検出された脅威を自動的にチェストへ移動」「既知の脅威を自動的にチェストへ移動」の3つから選択することができます。
「常に確認」は脅威が検出された時にファイルをウイルスチェストに移動する・ファイルを完全に削除する・警告を無視するなどの設定を行うことが可能です。「検出された脅威を自動的にチェストへ移動」では検出された脅威をすべて自動的にウイルスチェストへ移動します。「既知の脅威を自動的にチェストへ移動」では過去に検出された脅威のみをウイルスチェストへと移動します。
挙動監視シールドが有効になっていると上記の確認などをAvastが行うため、パソコンのスペックによっては多少動作が重くなることがあります。もし挙動監視シールドを停止していると、プログラム・アプリケーションが疑わしい挙動を起こした際に何のアクションも起こさなくなってしまうため、危険なプログラムを開いてしまった時に対処することができません。
ただし、シールドが動いていないのでパソコンの動作は軽い状態となっています。
Avastの挙動監視シールドが勝手に無効になる場合の対処法は?
Avastを使っていると、何故か挙動監視シールドが勝手に無効になることがあります。タスクトレイにあるAvastのアイコンに「!」マークがついていて、クリックすると「挙動監視シールドは現在無効です」と表示されるのですが、自分で停止させたわけでもないのに定期的・または不定期に挙動監視シールドが無効化される不具合が確認されてます。また、有効にしたはずなのに有効にならないという現象も発生することがあります。
そこで、Avastの挙動監視シールドが勝手に無効になる場合の対処法を説明していきます。
無効になりそうなタイミング
挙動監視シールドが無効になりそうなタイミングとして最も高いものが、パソコンを起動した直後です。前回パソコンを終了させた時には挙動監視シールドが有効だったのに、パソコンの起動直後に無効化されてしまうといったケースの報告が多いです。
次に多いのが、Windows Updateが行われたタイミングです。Windows UpdateによってWindowsの更新が行われた際に、Avastとのかみ合わせが悪いのか挙動監視シールドが無効化されてしまいます。
Avastを修復する
Avastのプログラムファイルが破損しているなどの理由で挙動監視シールドが無効になってしまう場合は、Avastを修復してみましょう。
Avastを再インストールする
Avastの修復を行っても挙動監視シールドが無効になってしまう場合は、Avastをアンインストールしてから再インストールしましょう。
Avastのアンインストールが完了したら、下記リンク先の公式サイトからAvastのインストーラーをダウンロードして再インストールを行ってください。