PowerShellでfor文で繰り返し処理を行う方法を紹介!

PowerShellでfor文で繰り返し処理を行う方法を紹介!

Windows PowerShellで繰り返し処理を行うには、for文を用いてみましょう。繰り返し処理をできるようになると、処理をスムーズに行うことができますよ。この記事では、PowerShellでfor文で繰り返し処理を行う方法をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. PowerShellで繰り返し処理を行いたい
  2. PowerShellでfor文で繰り返し処理を行う方法

PowerShellで繰り返し処理を行いたい

Windowsに搭載されているコマンドラインインターフェイスシェルである「Windows PowerShell」を使い、繰り返し処理(ループ処理)を行う方法をご存知でしょうか?繰り返し処理というのは、「設定した条件を満たすまで該当の処理を繰り返して実行する」といった処理のことを指します。

何かしらの処理を行う際に、同じ条件式での処理を繰り返すケースがあるかと思います。その時に繰り返し処理を用いることで、毎回条件式を入力しなくても済むようになりますよ。この記事では、PowerShellでfor文で繰り返し処理を行う方法をご紹介していきます。

PowerShellでfor文で繰り返し処理を行う方法

それでは、PowerShellでfor文で繰り返し処理を行う方法を說明します。PowerShellでfor文を使う場合の書式は下記の通りとなります。「初期値設定式」にループ変数の初期値を・「ループ条件式」はTrueであればループが続きます。「ループ行進式」は、ループの処理が行われるごとに実行されます。

for (初期値設定式; ループ条件式; ループ更新式){
  ...(処理)
}
上記を踏まえた上で、下記のコードをPowerShellに入力してみましょう。これは、for文に10回ループをさせてカウントをさせるものです。PowerShellは、「Windowsキー+Xキー」の同時押しでアドバンスドメニューを開き、メニュー内の「Windows PowerShell」から起動できます。画像では(管理者)で起動していますが、通常版で起動しても問題ありません。
for ($i=0; $i -lt 10; $i++){
  Write-Output ("count:"+$i)
}

上記の例は「変数$iに 0 を代入する(変数の初期化)→ループ条件式の結果がTrue( $i の値が 10 以下)であればループ行進式を行う→「i++」で、$i に1を足していく→For文の最初の処理に戻る」というプロセスでFor文の繰り返し処理が行われます。

for文を使って繰り返し処理を行うと、条件式の後に繰り返し処理を行うという形で処理が実行されます。上記の例の場合は、10まで条件がTrueですが11ではFalseになるため10になるまで処理が行われているというわけですね。

for ($i=11; $i -lt 10; $i++){
  Write-Output ("count:"+$i)
}

試しに、上記の処理を入力して実行しようとしてみましょう。上記の場合は「$i 」の値が最初から11である…つまりループ条件式をオーバーした数値で処理を行おうとしているため、最初からFalseになり処理が行われずに終了してしまいます。繰り返し処理を行う場合は、数値を正しく入力しなければ処理が行われることはありません。