Windows10でライセンス認証しないとどうなる?
Windows10を含めたWindows OSは、ライセンス認証(アクティベーション)を行う必要があります。基本的にメーカー製パソコンの場合は最初からWindows10がインストールされておりライセンス認証も行われていますが、Windows7など古いバージョンからアップグレードする・自作のパソコンにWindows10をインストールする場合はライセンス認証を行う必要があります。
ライセンス認証をしないどうなるかと言うと、具体的には
- Windows UpdateなどOSのアップデートが行えない
- デスクトップ画面右下に常に「Windowsのライセンス認証を行ってください」と表示されて消すことができない
- デスクトップ画面やテーマをカスタマイズできなくなる
- Windows10の一部機能やサービスが利用できなくなってしまう
Windows10でライセンス認証の猶予期間は?
Windows10のライセンス認証(アクティベーション)の猶予期間は、Windows10をインストールしてから30日間となっています。この30日間の間は「Windows10評価版」として扱われるので、ライセンス認証を行わなくてもWindows10をフルに使用できます。
ですが、上記の通り30日が経過して期限切れになってしまうと機能制限がかかってしまうため、ライセンス認証を行って制限を解除する必要があります。
Windows10は制限が緩いとはいえ期限切れで制限がかかると操作面で困ってしまいますし、常に「Windowsのライセンス認証を行ってください」と表示されるのは鬱陶しいですよね。フルに操作を行う・通知を消すためにも、できるだけ猶予期間内にライセンス認証を行っておきましょう。
ライセンス認証ができない場合の対処法
猶予期間内にライセンス認証を行おうとしたのにライセンス認証ができない、またはライセンス認証を行ったにもかかわらず何故かライセンス認証を求められてしまう場合の対処法をご紹介していきます。
パソコンの状態を確認する
まずはログインしているMicrosoftアカウントがパソコンに紐づいているものなのかどうか、パソコンがインターネットに正常に接続されているかどうか、Windows10のバージョンが最新の状態なのかどうかを確かめて、問題ないようであれば一度パソコンを再起動してみましょう。
トラブルシューティングを行う
トラブルシューティングが表示されたら、画面に表示される指示に従って作業を進めていきましょう。
作業の後半にアクティベーションが行えるので「アクティブ化」をクリックすればライセンス認証が完了します。
プロダクトキーを入力する
プロダクトキーが手元にある場合は、プロダクトキーを入力してみましょう。
お使いのWindows10が古いバージョンからアップグレードされたものの場合は、アップグレード前のプロダクトキーも入力してみましょう。
コマンドプロンプトからプロダクトキーを入力する
上記の方法で正常にライセンス認証が行えない、ライセンス認証を行ったのにデスクトップ画面右下の「Windowsのライセンス認証を行ってください」が消えないといった問題が起こっている場合は、コマンドプロンプトから直接ライセンス認証を行ってみましょう。
続いて「slmgr /skms kms.xspace.in」「slmgr /ato」とコマンドを入力することで、Windows10のライセンス認証を完了させることができます。